家織りは、綿を中断してウールを織っている、スタッフ吉野です🍄
前回作ったタテ糸の残りを、今シーズン中にどうにかしておかないと、次に進めないのよねぇ。と言いつつも、織っていて楽しいのがウールなので、名残惜しいのです。
そんな楽しいウールのシーズンも終盤ということで、
なんとウールのタテ糸祭りを緊急開催しちゃいます
いつもの5倍のタテ糸をご用意して、皆様を刺激いたしますよ~🎶
うふふっ、登場するタテ糸の一部をチラッとご紹介。
12月に発売した、光沢感がある細めの糸のイタリア発のプレミアムウールや、縮絨効果が絶大な太めの糸、ループ糸が出てボリューム感たっぷりの糸、薄い布を作りたい方には細めの糸のタテ糸など、各種様々。
えぇ~、色付きのタテ糸なんて難しそう…なんて、敬遠していませんでしたか?
織り物はタテ・ヨコの糸の組み合わせで、色の見え方が変化します。と、なると…タテ糸に囚われず、ヨコ糸のことだけ考えて織る方がもちろんカンタン💡
しか~し。
ちょっと変わった雰囲気で織りたいのよねぇ…
マフラーの端のフリンジを色付きにしたいなぁ…
などの欲求を、カラーのタテ糸が満たしてくれるんです。
さて、今回のタテ糸の素材はウールです。
ウールってね、水を弾いて中まで浸透するのを防ぐと共に、内側から発する湿気を吸収して発熱してくれるんです。しかも、余分な湿気は放出してくれちゃう優れものなんですよ❤
でも、ウールはちくちくするからイヤだわ~って思っている方も多いんじゃないかしら。
そのチクチクは、繊維の太さで変わります。繊維が細ければ細いほど、肌触りが良いので、糸を選ぶ時に肌触りをご確認くださいね。
そしてウールは、織り上がった後の1回目の洗濯で、グッと糸が変化します。
繊維がほわ~っと立ち、周りの繊維と絡んで布としての一体感が生まれるんです。
しかしながら繊維が絡むということで、布の縮みが出ます。
糸によって個体差はありますが、1割から2割は縮むと思ってくださいね。
その縮みを活かして使う糸を工夫すると、こ~んなヒラヒラストールも織ることができちゃうんです。
タテヨコウールの織り心地の良さ、バラエティー豊かな糸から選ぶ楽しさを、どうぞこの機会に体験してくださいね。