前回お知らせした『織り人作品展2022』を設営いたしました。
今回は、さをりの森 大阪で学ぶ織り人クラスメンバーと卒業生、大阪スタッフの作品展です。

 


エントランスではこちらの作品が皆様をお出迎えしています。
織り人クラス卒業生のKさんと、スタッフNの作品です。
セットアップでも、単体でも着ることができます。

 

一般の手芸店にはないような、織り地に表情があるさをり布。
その布の声を聞くという表現をしますが、どんなデザインにするか、お気に入りの柄をどこに持って来るか、自分との対話をしながら仕立てをしていきます。

 

さをり織りの創始者 城みさをはさをりの仕立てについて、このような言葉を残しています。

 

 具体的には、洋裁のような型紙は一切使いません。首ぐりやアームホールも考えません。最小限、首が出ればなんとか着られるという考え方で、直線裁ちで、どちらかといえばキモノの感覚に近いと言えます。
それに、ほとんど裏地などは必要としません。切る人の体に合わせてたたんだり、つまんだりして、格好よく整えていきます。

 そのため、むしろ洋裁のできない人の方が都合良く、ただミシンが使えるだけで良いのです。洋裁のできる方は、逆に自由な発想を生むことができません。いろいろ工夫しているうちに面白い発見があるものです。その発見を楽しむことです。
 また、失敗作を手に、なんとかならぬかと悩んでいてふと妙案が浮かんだ、というケースは案外多いものです。そういう発見があるからこそ楽しいのです。
 それが"さをり"であります。

 

さをりの森の作品展は、写真撮影OK♪
ご試着も大歓迎です。
どうぞご試着しやすい服装でご来場いただき、織り人メンバーたちのココロ模様をじっくりとご堪能くださいませ。

更新が飛び飛びのブログをご覧いただきありがとうございます。

 

このたび、急ではありますが!
さをり織り創始者、城みさを先生の109回目のお誕生日に合わせた春恒例の『織り人作品展2022』を開催することとなりました👏👏👏

🍀会期:2022/4/26(火)~5/8(日) ※最終日は16時
🍀場所:さをりの森 2階ギャラリー

諸事情によりご案内が遅くなったため、SNSでのお知らせとなってしまい、DMも制作しておりません。大変申し訳ございません。

 

この作品展は、さをりの森 大阪で学ぶ「織り人クラス」メンバーと卒業生の作品展です。
織り人って?
さをり織りを深く学び、
自分でタテ糸を創って、織って、仕立る、月謝制のクラスです。講習で学んだものを基に完成した作品は、それぞれの心模様が垣間見えるオリジナル作品です。
作品展ではそのすべてを展示販売いたします。

 

人間って、同じ体型の人って少ないですよね。身長が低い人、高い人、幅がスリムな人、ワイドな人など、それぞれに違うのは当たり前なのですが、そのそれぞれに合わせた見え方をするのが、さをり服。織り布の柄の出方が変わったり、ドレープが違ったり、でもどれが正解というのもない。
着る人のココロにビビッ(表現が古い…?)ときたら、OKなのです。

 

デザインによっては、見た感じだと私の体には無理かも…と思っちゃうのもあります。でもね、難なく着ることができる服も多いのです。

 

そのためにはまず、ご遠慮なくご試着下さい❣
1人ファッションショーをお楽しみいただき、さをり服の着心地の良さ、作家さんの心意気、温もりを体感していただきたいと、切に願います。
ご来場の際は、ご試着しやすい服装でお越しくださいませ。

 

今回の作品展は、メンバーもえぇ~~っと叫んだほど、急遽の開催決定となりました。
前回の作品展後に仕立てた作品など、慌てて持ち寄ってくれたメンバーや、みさを先生のお誕生日のお祝いも兼ねて…と、天で見守って下さっているみさを先生に「これでいい?」と語りかけながらミシンを走らせた人もいるようです。
しかしながら、作品展がないから…と作品を手放した方もいる様子。
メンバーさんや、作品を楽しみにされていた方には大変申し訳ございません。

 

自分の想いを込めて糸を選び、織る。
織り上がった作品からは、さをり織りの創始者の想いをそれぞれに受け止めて、昇華させている様子もうかがわれます。
その布を眺め、布と対話しながら服を仕立てたり、小物へと変化させたり、そのまま首に巻いてみたりします。

 

あらかじめお断りしておきますが、近頃さをりの森で開催していた作品展よりも、作品は少なめです。
その分ゆったりと展示して、じっくりと作品をお楽しみいただけるようにしてまいります。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

🌟昨年の様子🌟

「これもイイわねぇ」「ふむふむ、こんな織り方をしているのね」
1枚1枚見ていくと時間が足らない!!

 

楽しい試着タイム💓
似合うでしょ♪と、誰かに見てもらったり、鏡で確かめたりしながら、こんな風に織っているのか~、仕立てているのか~と、次の仕立てのヒントをつかんでいます。
 
 

そうだ、去年は最終日にインスタグラムでファッションショーライブをして、研三さんも歩いてくれました。マスクなしの生活に戻れるのはいつになるやら…ですね。