さをりの森ベガス作品2022年6月-2(ボトムス・ストールほか)

梅雨が終わったとたんに雨続きで梅雨に戻った?と思ったら、夏がやってきましたね。
暑い夏とは言え、お出かけするとあちこちで冷房がきいていますよね。
そんな時にお役立ちの薄手の長袖作品やストールなどが6月ベガス作品で集まりましたのでご紹介しましょう。

 

🍭ジャケット(綿)冬にリバーシブルで仕立てたジャケットが気に入ったので、綿で仕立てたそうです。同じお仕立てでも素材や色合い、織り方でググッと雰囲気が変わるのがさをりの服の面白いところです。ルーピングをした部分を襟に付けています。背中の二色交差が効いていますね。
 

 

🍭ロング丈のジャケット(リネン、シルク)以前、ハワイアン企画で仕立てていたワンピースの前をズバッと切って前開きにしました。織り足した細幅は右襟から首の後ろ、左前身頃へと続いています。年月が経つと切る服の好みが変わることがあります。その時々の自分に合うようにリメイクできるのも楽しいんです。
 

 

🍭サロペットパンツ(綿)胸の所に白く見えるのは分け織りして繋げて、と、はつり目にしたので穴が開いているんです。肩ヒモは後ろのウエストに付けたボタンで付け替えができるようになっていて、写真ではクロスですがまっすぐでも着用できます。ボタンホールはムリ穴。グッと指で開いて穴を作り出しています。
 

 

🍭チュニック(リネン)布を斜めに使って、体をふんわりと包み込んでくれるようなデザインです。前身頃で大人可愛く主張しているオレンジは挟み込みの糸。すべてを挟み込むのではなく、糸の端をゆらゆら動くように長めに出しています。
 

 

🍭マーガレット(綿)先月仕立てたストレッチ糸を使っているマーガレットが思ったよりも小さく、ストレッチの効きも良くなかったので再度チャレンジ。しか~し、願っていたほどにはふわふわしなくって、ご本人的にはちょっぴり残念。この緩やかなふわふわがイイなぁと思うのですけどねぇ。
 

 

🍭ロングベスト(綿、化繊)後ろ身頃は布を斜めに折り返す、SAORIのお仕立て【初級編】のAハ型ベストのロング丈です。仕立てはささっとできたものの、前の閉じ方をアレンジするためにボタンを数か所付けています。ボタン付けに半日かかったそうです。
 

 

🍭A型ロングベスト(綿)タテ糸を染めているので、前身頃と後ろ身頃とではフリンジの色が違います。二色交差と裂き布が落ち着いた色合いの中に彩を添えています。染めの状態が、織るには難しく感じたそうです。

 

🍭ワンピース(綿)段染めのループ糸が可愛くて、どう使うか思案して二色交差で織った、斜めに配置したデザインです。最後に楽しんだ分け織りをどこに配置するかをまた思案して襟元に決めています。前後どちらでも着ることができるデザインです。
 

 

🍭スカート(綿)写真の都合上色合いが大きく違うように見えますが、黒系のスカートです。染めタテ糸で織っているので、広げている写真の左右でタテ糸の色合いが少し違いますね。このタテ糸は、染めた部分が目立たないようにとプロ思想で染めたそうです。
 

 

🍭パンツ(綿)ちょっとギャザーが入っているように見えるのは、ウエストあたりをストレッチ糸で織っているからなんです。はいた時にすっきり見えるけど、伸縮するので動きやすい。細かく入ったギャザーがスカートのようにも見えますね。

 

🍭パンツ(綿)布幅が狭かったのでパンツの幅も狭くなって、おやおやこれじゃあはけないねと脇に三角の布を足しています。するとタテ糸があちらこちらへと違う動きをしているので、面白い表情のパンツです。
 

 

🍭ストール(リネンほか)ずいぶん以前作ったタテ糸が残っていて、それをストールにと織ったそうです。黄色の方は思ったよりも短かったそう。ピンクの方は挟み込みの端を長く引き出しています。
 

 

🍭ストール(シルク)なんでしょうね、シルクって見るだけでもてろ~んとしたしなやかな感じが伝わってくるように思います。実物を見るともっとそう。うっとりするような肌触りと、明るめの糸との二色交差で、夜の川面にライトが反射しているようにも見えます。

 

🍭ストール(リネン・ストレッチ糸)写真では左右の長さが違いますが、向かって右側はちょっとストレッチを伸ばした状態です。しかしながらたっぷりギャザーが残っているのです。グ~ッと引っ張るとググ~ッと伸びます。ボリュームたっぷりなのですが、リネンなので軽やかです。

 

こんな風に集まった作品は、さをりの森2階ギャラリーにて展示販売しています。
また、遠方の方で作品が気になる方は、お問合せいただければ作品の詳細をお知らせいたしますので、お電話もしくはメールにてお問合せください。

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