12月も後2週間ちょっととなりましたね。時間の経過が早すぎるように思います…🍄

 

さて、さをりの森カーニバル2019 2日目のご報告です。
『朝も早よからさをりを語り合おう!』のプログラムでは
あらためて【キカイと人間の違いを考えよう】をテーマに、グループトークをいたしました。
【キカイと人間の違いを考えよう】は、さをり四つのスローガンの筆頭項目です。

 

参加者はさをり織りの教室オーナーや作家活動をする人、自宅で趣味で楽しむ人などで、さをり歴も様々。
しかしながらさをりの熱烈ファンというのも、それゆえに迷うことがあるのも同じなんです。そんな思いをそれぞれの言葉にしていきました。

機械と人間の違い。
それぞれがなんとなく知っているけれど、あらためて誰かに言う機会は少ないのかもしれません。
こんなところが違うよね。
そうそう、ここも違うんだよね。
1つの言葉がどんどん膨らんで、豊かになっていくように思えました。
テーブルを回ると、自己紹介だけで話がどんどん膨らんでいるグループ、
テーマの話が終わって好きな糸の話に盛り上がっているグループ、
さをりならではの悩み相談などなど各グループとも盛り上がり、
あっという間に時間が過ぎて1時間のお話タイムを30分延長したほどです。

 

そして各グループごとに、話し合ったことを発表してもらいました。

箇条書きでご紹介いたしますが、メモが追いつかなかったことを先にお詫びいたします💦

 

機械(が織るもの)とは。

未来を決めている、プランニングしている。
プログラミングして、ずっと同じものができる。
計画通りを求める。
目的を達成するために動く。
見本があって、その通りにできたらOK。それ以上を求めない。

 

人間(が織るもの)とは。

いつでも計画変更ができる。
織り間違っても戻らず進むことができる→人生と同じ、失敗があってもOK。
間違いがなく、仲間はずれもない。
トラブルがあってもOKの発想ができる→応用性が身に付く。
目的がなくてもいい、それでも動くことができる、やりながら確認できる。
答えが見つからなくてもいい。だからこそ飽きない。
頭よりも感情。
その時々の感情、想いが入る。
自分自身、そして心の動きを感じて織る。
織り布がアルバムのよう。織ったその時の感情などが織り込まれている。
織りで人生を語ることができる。

 

ちなみに伝統的な手織りとの違いも出ました。
伝統を重んじ、条件が決まっている伝統的な手織りとさをりは同じ手織りで、愛情を込めて織るのは同じ。
でもさをりは愛情と、感情を入れて織ることができる。

 

また、導く立場の方からのお話もありました。
相手に共感し、寄り添うことが大切。
一人ひとりの本質を見る。
やってみてどう感じるかをしっかりと見る。
心の動きを見る。
強いるのではなく、それぞれの中にあるものを引き出すようにサポートする。

 

などなど。
話はどんどん膨らんで、それぞれのさをり愛を話し合う場となっていました。
どのお話も興味深く、ずっとその場に居たい思いを感じていたのは私だけではないと思える、充実した時間でカーニバルは終了しました。