4月・5月作品ということで長袖作品もありますが、さをりに季節は関係ないっ💕ってことでご紹介したいと思います。張り切ってご紹介しちゃいましょう🎶

 

🍭ブラウス(綿)いつもと違ってわざと経通し(タテ糸を通すこと)を規則的に通した部分を作っています。ヨコ糸の色によって見え方が変わるのが面白いですね。ふわふわリボン糸が布の表面に見え隠れするのも可愛い💓

 

🍭ブラウス(オーガニックコットン)布の表面にぽつぽつ見えるのは糸の結び目です。短い糸を結び繋いでヨコ糸にしています。織り布の片方の耳だけひたすら耳出し織りをした、ふさふさが揺れるバイヤス仕立てのブラウスです。

 

🍭ブラウス(綿)前出のバイアスブラウスを見て、私も作る~とお仕立て。こちらの耳出しは織っている時に耳の右側~、左側~と耳を出す方向を変えています。そのため、フリンジの有・無ができました。
前側でキュッと引きつったようになっているのはストレッチ糸の効果ですね。

 

🍭ブラウス(綿、ストレッチ糸)写真で見るとお袖が窮屈そうに見えますが、タテ糸にストレッチ糸が入っているのでびよんびよんと体に合わせて動いてくれるので、自由自在です。
ノーカットのお仕立てで、ぐる~っと巻きつけたデザインです。

 

🍭ワンピース(綿)ぴょこぴょこと飛び出た糸を使っているので面白い表情です。
肩で少し分け織りをしているのですが、写真で撮れておらず、申し訳ありません💦
白い糸が大量にあるので使ってしまえ~と織ったそうです。さをりアルアルですね。

 

🍭ワンピース(綿)以前Kさんが作ったデザインで、布が少し斜めになっています。
さりげなくスパンコールを入れ、分け織りもさりげなく小さめに。好きな二色交差はいつもと違った雰囲気で模様を作っています。
さをりはその人の個性を織ります。この作家さんはさりげない方なんでしょうね💚

 

🍭ワンピース(綿、アクリルほか)シンプルに織った…とご本人はおっしゃっていましたが、感想はご覧になる方に委ねます☺
織り終わりには大好きな分け織りをふんだんに織り、前身頃側にグッと集中させて静と動を前後で表しています。頑張った部分織りが肩で彩りを添えていますね。

 

🍭ワンピース(綿ほか)紺系で織っていたんだけどね~と、所々に入った赤の説明をしてくれました❤
織り幅の右側がタテ糸が細かったのか、どうも糸が滑るので穴埋めをするためにその部分だけ織りこんでいます。そこに赤が入って胸元ではボタンのように、袖先はアクセントになっています。

 

🍭ハイネック袖付き袋縫いワンピース(綿)SAORIのお仕立て【中級編】のお仕立てです。
スマホやハンカチを入れるためのポケットがあるので嬉しいですね💚
フリンジを前身頃の途中に配置したり、ポケットから垂らしています。

 

🍭ワンピース(オーガニックコットン)ヨコ糸は単糸を2本引き揃えたりそのままだったりと、薄手のオーガニックコットンのワンピースです。
単糸は細いのでルーピングで出してもふわっふわで柔らかく、縮絨すると撚りが掛かってねじれてくれます。オーガニックならではのしっとり感と軽さを備えた作品です。

 

🍭ワンピース(綿)さをりでよく言うイカベストにお袖を付けています。
裾が短くなった部分には端切れを付けて長くしました。
すとんとしたワンピースをと思うと、やっぱりこの形になるわ~とおっしゃってました。
お気に入りのデザインでも、織り布が違うと雰囲気も変わるので何着作ってもイイですね💕

 

これらのお仕立ては型紙がありません。
だいたいのサイズを書いた本などもありますが、織り布はレシピ通りにできないことがほとんど。
しかも布の模様は均一ではなく、色が変わったり糸が飛び出たり穴が開いたりと、ドラマがあります。
その布の一番気に入ったところを見て、どこにどんなふうに配置するか、どんなデザインにするかを考えます。

 

ベガスの会では、そんな制作秘話も披露しています。
しかしながらこのブログや写真だけではほとんどお伝えできていません😪
お出かけを控える時期ではありますが、機会があればさをりの森へお越しいただき、
さをり服の良さやその時々の作家さんのココロ模様をご覧くださいませ。
3に続く…

さをりの森の紫陽花が門の脇で咲き出しました。
敷地のあちこちで名も知らぬ花がひっそりと咲いています。
(スタッフ吉野は花に詳しくない…💦)
ご来館の際は、ぜひ建物の周りを歩いてご覧ください🌼🥀🌿。

 

さて、教室の中では「個性」という名の花が咲き乱れています。
そんな個性がキラリ✨と光るさをりの花、それが集まるベガスの会は、作家さんが作品を持ち寄って披露する会です。
4月・5月はコロナ禍で人数が少なかったのですが、無事に開催いたしました。
ではでは作品をご紹介してまいりましょう。

 

🍭ジャケット(綿)50㎝幅で織った布を半分に畳んだり、切ったりしています。
袖口にゴムを入れてちょっぴり絞っているので、大人の雰囲気の中、少し可愛さも兼ね備えたデザインです。

 

🍭ジャケット(綿)身幅をゆったり取っている着やすい形です。織り終わりに拡幅織りで織り幅を広げて前に配置。ブローチで留めても、そのままでも可愛いラインです。

 

🍭フード付きポンチョ(綿)Nさんはループ糸が大好き。そしてフードも大好き。ポケットも大好き💙タオル地のようなポンチョだと汗を吸ってくれていいよね~とこの形に。残り布の兼ね合いから、フードとポケットと迷って今回はフードの勝利❣

 

🍭ジャケット(綿)ご本人に試着してもらいました。彼女の大好きな形で、前身頃の裾は拡幅織りでゴージャスです。二色交差のシャドーの白が効いていますね~。ちなみにはいているのはジーパンにさをり布をあしらったスカートです。二色交差好きがにじみ出ています💜

 

🍭ジャケット(シルク)写真では伝わらないのですがシルクのジャケットで、てろ~んとしたくったり柔らかジャケット。袖先はストレッチ糸で絞っています。裾には裂き布を挟み込んで、アクセントにしています。そこは柔らかい中にもコシが出てラインがしっかりした雰囲気です。

 

🍭ジャケット(レーヨン・リネン)タテ糸にレーヨン、ヨコ糸にリネンで夏の冷房除けのジャケットです。自宅にあるリネンを使い切ろう!くらいの気持ちで色とりどりで織ったそうです。襟が欲しいが布が足らず、で、織り足したそうですよ。広めの幅で、前は縦に2枚に切っています。

 

🍭スカート(綿)ロングの半円スカートで、いつもはあまり使わない色合いです。織っている間はちょっと悩みつつだったようですが、旗のようなフラッグ糸をたくさん使うと、とても楽しくなったんですって🚩🚩糸によってココロも変わりますね。

 

🍭サルエルパンツ(綿)紺色の部分でストレッチ糸も使っているので、左右でギャザーの入り方が違います。ノーカットで仕立てていたスカートのリメイクをしたそうです。さをり布はリメイクも楽しい。いつの間にか着なくなっている服が生まれ変わります💖

 

🍭スカート(綿)このノーカットのスカートは左右でバランスが変わって面白いデザインです。写真左のウエストの下あたり、カラフルな色合いは部分織りです。広げた写真が…ない…😱…ごめんなさい。。。夏にはきたくなる、涼やかな色合いが素敵ですね🎶

この作品たちはさをりの森の2階ギャラリーにて展示販売しています。
しかしながら一部は下記の通り、関東方面へ遠征しています。
うーん、コロナ禍で人流がうんぬん言われている中で大きな声では言えませんが、お近くへ足をお運びの際はぜひご覧ください。

🌟6/10(木)~6/15(火) 東武百貨店 宇都宮店

🌟6/23(水)~6/29(火) 丸広百貨店 東松山店

 

ベガス作品はまだまだございます。
続きは後日、しばしお待ちくださいませ🍄

「好きな色はピンクだけれど、着ることを考えるとグレーで織ることが多い」という声がありました。
そうですね~、私もついつい、考えてしまいます。
さをりは織りで自己表現をするアートなんだから、思う存分好きな色や織り方でたっぷり織れるといいのに、服に仕立てるとなると欲が出るんだなぁと、自分の織りを振り返って思いました。
個性を織る、さをり織り。
その個性がにじみ出ている布を身にまとうのは、とてもステキなことなんです。
個性を抑えないで織ろうと、初心に戻りました。

 

そんなアートな作品が集まるのが、さをりの森のベガスの会です。
3月の第2弾をご紹介いたしますね。

 

🍭ブラウス(綿)袖を伸ばした写真を撮り忘れました…。作家さんの大好きな形で、横長の布を肩から袖口にかけて切り落とし、その落とした部分を裾に持ってきたデザインです。裂き布を使って疑似二重織りをした部分がアクセントになっています。
 

 

🍭ブラウス(シルク・アクリル)黄色で織りたくて、ありったけの黄色いシルクを引っ張り出して織った布です。織り始めの分け織りを胸に、その下でドラえもんのようなポケットを忍んでいるんです。二重織りの上側を分け織りにして、透かし模様?を創っています。

 

🍭ワンピース(綿・抄繊糸)袖は横にまっすぐ、下側をバイアスにしているワンピースです。細かいルーピングでボリューム感が出ています。抄繊糸(和紙の糸)も使っているので、やや張り感がある部分もあり、綿だけとは違う肌触りが面白いです。

 

🍭ワンピース(綿・ストレッチ糸)胸元の濃い紫色がストレッチ糸で、二色交差にしたりしなかったり。肩のあたりの布は綿なので縮まず、袖先がピンと立っているのが可愛くなっているのでそのままにしたそうです。ストレッチの周りのギャザーもステキですね。

 

🍭ワンピース(シルク)メリハリの効いた二色交差で、オトナ可愛いワンピース。シルクならではの、てろ~んとした柔らかさと、写真では伝わりにくいのですが光沢が素敵なんです。すっぽり着やすいデザインです。

 

🍭ワンピース(綿)藍染めの糸も使って織っています。右前身頃の布は織り終わりにタテ糸を長めに切ってヨコ糸として織り込むタテ糸減幅織りで、左側はカットして三つ折りしています。SAORIのお仕立て【中級編】のハイネック袖付き袋縫いワンピースの要領で脇をくり抜き、袖を付け足しています。

 

🍭ツーピース(綿・アクリルなど)スカートは以前仕立てた(…コート…だったかしら💦)作品のリメイクです。細幅で思いの丈を織り込んだ布が、らせんスカートになりました。ぴゃむぴゃむヤーンもいっぱい主張しています。ベストはサロペットパンツを購入し、自分サイズにあちこち切って繋いで、さをりの布をあしらっています。

 

🍭スカート(綿)写真左の裾。長いかなぁと切ったんだけど、短くなったのでまたもや縫い合わせて元に戻したそうです。さをりのお仕立ては足したり引いたりしても、布が悪目立ちしないというか…気楽で楽しめるんじゃないかなぁと思います。

 

🍭パンツ(綿)ご自分では今までに織ったことがないピンクなんだそうです。かなりワイドなパンツを作りたかったので、50㎝幅×5mの布を使っています。布の端のフリンジは足元近くと膝上あたりでポイントに、大きめポケットもお気に入りポイントです。

 

🍭パンツ<参考作品>写真では伝わりにくいかもしれませんが、布を横に使ったお仕立てです。裾幅を狭くしたくて、でもギャザーやタックを使わずにストレートにしたくてと色々思案したお仕立てです。

 

作品発表の後は、ワイワイと試着会が始まります。
自分が仕立てるならサイズを変更しようかしら…
この織りはどうなってるの?
この仕立てはここが苦労してね~などと、作家さんの交流会です。
もちろん見学の方も、試着したり意見交換したり。
作品を見るだけではわからないことを知ることができます。
見学をご希望の方は、さをりの森へお問い合わせくださいね。