紅葉が美しい季節になり、風も冷たくなりましたね。
さをりの森の教室はぽかぽかと陽が射し、日中は暖房がいらないほど暖かいのですが、朝晩はさをりのストールで肩や背中を温めたくなります。
冬を迎えるこれから欲しくなる、上着とマフラー・ストールをご紹介いたしましょう🍄

 

🍭ジャケット(ウール)糸の個体差で縮絨(洗濯)後に縮む率が変わって布幅がガタガタになってしまい、仕立てが大変だったそうです。そんなことはみじんも感じない素敵さ❣落ち着いた色合いの中に裾でポップな色の糸を入れ、こっそり?ポケットも付いていて、遊び心がありますね~☺

 

🍭ジャケット(ウール)染めタテ糸で織っているので、同じヨコ糸の部分でも柔らかく色が変化しているのが面白いですね。また、タテ糸のフリンジに別糸を合わせて撚っているので、前身頃の合わせ部分が華やかです。首周りに細い布を足して、襟を作っていますが、少し長めにしてブローチで留めるデザインです。

 

🍭フード付きコート(カシミヤ)前身頃の合わせは深めで、ブローチで留めていただきます。カシミヤはなんと言っても軽くて暖かい!さらに冬のフードは背中が暖かいし、急な雨や雪の時にサッと被れていいですよね。ポケットは端切れをつなぎ合わせていて可愛いんです💕

 

🍭ハーフコート(ウール)極太糸で織ったこの作品、襟の方がちょっぴりフリルのように見えます。これはフリル織りではなく、タテ糸の経通しの太さ等の違いで縮絨後にフリルのように見える織り方です。裾は二色交差で紫の差し色が入っていますが、色のチョイスも作家さんの個性が現れるところです。

 

🍭フード付きコート(ウール)二色交差の模様の大胆さと、裾の分け織りが私個人の勝手なおススメポイントのコートです✨写真ではわかりにくいのですが、フードの先は裁ち目を重ねて縫って、縫い代を外側に出して小さいフリンジにしています。裾は分け織りなんですよ🎶

 

🍭マフラー2種(タテ綿×ヨコカシミヤ)お気付きとは思いますが、同じ作家さんの作品です。二色交差のラインに変化を付けた作品と、ヨコ糸の交換で色合わせを楽しんだ作品で、タテ糸は綿の黒いタテ糸ローラー巻きです。両裾のフリンジに、カシミヤ糸を合わせて撚りをかけているので、タテ糸が綿黒だとは思えませんね👌

 

🍭マフラー2種(ウール)左側はさをりの森で以前販売した赤系のタテ糸ローラー巻きで織っています。イメージと違う色を間引いて織ったとのこと。あるものを使う、使わないの選択は作家さんの意向ですね✨右側は両裾の色が違うことにお気づきでしょうか。染めタテ糸で織った作品で、えんじ色で織った部分もぼやっと色の変化があります。

 

🍭マフラー(カシミヤ)上側の写真、左右でが違うのは、表と裏です。浮き織りをしているのですがその下側でも組織が残るように織り、浮き織り部分の糸を切ってから縮絨すると、切った部分がふさふさと縁取りのようになって見た目が変わるんです💕
下側の写真、右側はスヌード(ウール)布の下側でモシャモシャしているのが浮き織りを切った部分です。

 

 

🍭マフラー(ウール)さをりの森のウルトラ変わり化繊糸、その名もぴゃむぴゃむヤーンを両裾にたくさん織り込んだ、キュートな作品。このキュートさに、つい研三さんも巻いてみちゃったりして💕

 

11月のベガス作品はこれまで。
この作品の一部は東京の西武百貨店 池袋本店にて展示販売しています。
お近くの方はぜひ足をお運びいただき、さをり服のぬくもり、面白さを手に取ってご覧ください💖

❄会場❄ 西武池袋本店 7階(南B9)
ジョナサン・アドラー店内 特設会場

 

❄期間❄ 12月2日(水)~8日(火) 10時~21時
日・祝日は20時まで、最終日は18時まで

作品展の余韻に浸っている、スタッフ吉野です🍄
いただいた刺激を自分のものにするべく深夜の冷気や睡魔と戦い、あっさりと陥落されている日々です。。。💦そうしてやりたいことリストが溜まっているにも関わらず、新たな刺客ともいうべき?さをりの森ベガスの会11月が開催されました。
また新しい刺激を受けて、それがリストに追加されていくんですよね。

そんな個性あふれるベガス作品をご紹介いたしましょう♪

 

🍭ベスト(ウール) 2枚の布を合わせて、袖の部分は縫わずにあけているだけのアンバランスベストです。
糸の個性を生かした襟周りがとっても素敵で、作家さんの主張は言葉はなくともしっかり見えますね💓

 

🍭ストールベスト(カシミヤ)このベストは前身頃がロングストールになっています。ストール部分の巻き付け方も色々で、前後を入れ替えてもOK👌色んな着こなしが楽しめそうな作品です💕

 

🍭ベスト(ウール)作家さんをご存じの方はすぐにわかっちゃうほど、色といい分け織り具合といい、個性がほとばしっている作品です。織り終わり近くで分け織りした部分を引き抜いて、ヨコ糸として織り込んでいるんですよ。

 

🍭ベスト(ウール)二色交差で、カラフルな色のヨコ糸を二色交差でパッチワークのように彩った、オトナ可愛い作品です。ノーカットでぐるぐる~っと巻き付けている、作家さんお得意のお仕立てです。

 

🍭ベスト(ウール)後ろで1枚の布を折り返し、別の1枚を前身頃⇒襟⇒前身頃と縫い合わせたお仕立てです。このお仕立ては布幅が広いと首のうしろがもたつきがちですが、タックを取って着やすくしています。

 

🍭ブラウス(ウール)落ち着きのある色合いで、片袖だけ色がピピッと入っています。ところどころで篭の目織りをしたり、浮き織りした部分を切ってから縮絨をしたりと、冒険心がにじみ出ていますね💙

 

 

🍭ブラウス(ウール)上側の布は横に、下側は半円スカートのお仕立てを組み合わせた作品です。袖先はやや細めに付け、折り返して着てもキュートなんですよ💖
このお仕立ては、モシャモシャした糸で織った部分を襟元に持ってきたい!から、デザインを決めたそうです。

 

🍭ブラウス(ウール)ノーカットのお仕立てで、ぐるぐる~っと布を回して縫い合わせている作品です。変則の経通しでタテ糸の隙間を空けておき、隙間と隙間の間を分け織りしています。また、右肩(後)で疑似二重織りをした部分が、作家さんいわくミツバチなんですって🐝♪・・・写真がイイのがありませんでした・・・

 

🍭ブラウス(ウール)二枚の布を縦に合わせて、両脇と前後の身頃を縫い合わせたお仕立てです。
しか~し!
両脇のポケットあたりは縫い合わせていません。空けているサイズは手がゆったり入るくらいで、作家さん命名の「なんちゃってポケット」です。これは、ロング丈の裾をめくり上げずにパンツのポケットに手を入れられる、優れもののアイデアです👏

 

🍭ワンピース(カシミヤ)さをり織りでよくあるお仕立ての、イカベストの前を閉じている作品です。カシミヤならではの柔らかさにうっとりします💕二色交差で色々な模様が様々なラインを描いて入っていて、粋な模様ですね。

 

🍭ワンピース(ウール)最初はストールにしようと思って織っていたものの、途中で気分が変わって色を変えたそうです。
織り上がってから合わせてみると、イイ感じ・・・ロング丈のワンピースがあるとあたたかいかも・・・と、織り布を見て気持ちが変わったそうです。さをりアルアルですね☺
黒の布は別布です。スパイスが欲しいな、と、上から重ねて縫い足しています。

 

11月のベガス作品、第一部はこれまで。
この作品の一部は東京の西武百貨店 池袋本店にて展示販売いたします。
お近くの方はぜひ足をお運びいただき、さをり服のぬくもり、面白さを手に取ってご覧ください💖

❄会場❄ 西武池袋本店 7階(南B9)
ジョナサン・アドラー店内 特設会場

 

❄期間❄ 12月2日(水)~8日(火) 10時~21時
日・祝日は20時まで、最終日は18時まで

秋も深まり森の木々が色づいてきて、美しい彩りを見られるようになりましたね。
そんな木々に負けじと、さをりの森のギャラリーでは多彩な作品がずらりと並んだ『織り人&みんなの作品展2020』が無事に終了しました。
今回の出展者は73名、最終には400点を超える作品が集まりました。
この作品展は、さをりの森東京・所沢の織り人クラスクラス福岡、岡山など遠方からも出展されます。

 

ギャラリーに入った方からはまず、

「うわぁ…💖」

という驚きのうめきのような声があがります。
そして作品を手に眺めて、手にとって、試着して、至福の時間を過ごしていただきます。
お気軽クラスで織りに来られた方や織り人クラスのメンバーからは「織りたいのに、こちらも見たい…時間がない~~💦💦」と、悲鳴にも似た声をお聞きしました。

それほど魅力的な作品がたくさん集まっていたんです。そのほんの一部を少しですがご紹介しますね。

 

今回の写真は<飛び出しちゃったシリーズ>で、今までご紹介していない作品を登場している…つもり…です☺
さをり織りではよく見られる飛び出しですが、初めてご覧になる方には驚きの光景。
フリンジはもちろん布の途中や耳から飛び出ています。
どこを飛び出させるか、それは作家さんの意のままに、です🌟🌟

 
  

 

拡大できる方はこの襟を拡げてご覧くださいね。

 

バッグやポーチ、クッションカバーに帽子などの小物もたくさん。
小物って言いますけど、使っている布が小さいだけで手間はしっかりたっぷりかかります。作業工程が多く、採寸もきっちりしないといけない場合も多々あります。
さらに織り布を使うことで、一般の布を使うよりも作品にあたたかみが増すように思うのは私だけでしょうか。
オンリーワンの小物達、いつも身の回りにあると元気が出るはず💓


 

そして今回、【オリンピックカラーの5色を織る】がテーマのコーナーを設けました。
それぞれが思う黒・赤・青・黄・緑の5色を織った作品です。
これも青なの?
黄色はどこ?
ご覧になった方はそう思ったかもしれません。
それが感性の違いで、正解はない。あるとすれば作家さんの気持ちが最優先されるのでしょうけれど、さをり織りはどの感じ方でもイイんです。

みんな違って、みんなイイ💓

 

作品展が終了後、ギャラリーは通常通りに戻りました。
ググッと数が激減していますが、さをり服や小物がたくさん並んでおり、すべて展示販売品です。
ご試着も自由ですので、ぜひさをり織り作品のぬくもりを感じてくださいね。