前回お知らせした『織り人作品展2022』を設営いたしました。
今回は、さをりの森 大阪で学ぶ織り人クラスメンバーと卒業生、大阪スタッフの作品展です。

 


エントランスではこちらの作品が皆様をお出迎えしています。
織り人クラス卒業生のKさんと、スタッフNの作品です。
セットアップでも、単体でも着ることができます。

 

一般の手芸店にはないような、織り地に表情があるさをり布。
その布の声を聞くという表現をしますが、どんなデザインにするか、お気に入りの柄をどこに持って来るか、自分との対話をしながら仕立てをしていきます。

 

さをり織りの創始者 城みさをはさをりの仕立てについて、このような言葉を残しています。

 

 具体的には、洋裁のような型紙は一切使いません。首ぐりやアームホールも考えません。最小限、首が出ればなんとか着られるという考え方で、直線裁ちで、どちらかといえばキモノの感覚に近いと言えます。
それに、ほとんど裏地などは必要としません。切る人の体に合わせてたたんだり、つまんだりして、格好よく整えていきます。

 そのため、むしろ洋裁のできない人の方が都合良く、ただミシンが使えるだけで良いのです。洋裁のできる方は、逆に自由な発想を生むことができません。いろいろ工夫しているうちに面白い発見があるものです。その発見を楽しむことです。
 また、失敗作を手に、なんとかならぬかと悩んでいてふと妙案が浮かんだ、というケースは案外多いものです。そういう発見があるからこそ楽しいのです。
 それが"さをり"であります。

 

さをりの森の作品展は、写真撮影OK♪
ご試着も大歓迎です。
どうぞご試着しやすい服装でご来場いただき、織り人メンバーたちのココロ模様をじっくりとご堪能くださいませ。