毎年恒例の「○○の秋」。読書も食欲もスポーツもありますが、やっぱりさをりの森で言うなら「芸術の秋」ですね。
アートとしての手織りである、さをり織り。
作家の個性によって織りなされた作品たちは、まさにアート。

 

城みさをが創めたさをり織りは、時が経つにつれて、タペストリーやマフラーだけではなく、身にまとう服を仕立てる人が増えてきました。
その頃から「個性」を重視する風潮が盛んになり、オンリーワンのさをり服はもてはやされ、それと相まってさをり作家として活動する人が増えてきました。
その作家さんが集まる会を設け、クリエーターとして活動し始めたのがウン十年前。
その後も継続して、クリエーターは増えています。

 

そしてこのたび満を持して、個性を織りなすさをり織りクリエーターの作品を一堂に会した、『大クリエーター作品展』が開催されることになりました。
しかも、全国4か所、さをりの森の後は京都・東京・広島を巡回です。
各地の会員メンバーからの力作が集まり、なんとその数500点❣

さをりの森では10月10日(日)まで、この作品たちがズラリと並んでいます。
これは必見の価値ありです❣❣

 

前日、スタッフやクリエーター、さをりの森の織り人メンバーで展示をしました。
こんなに大量の作品をどこにどう飾る?
あら、この作品可愛いじゃない~と作品を手早くハンガーに掛けながらも、目ざとく作品をチラ見しながらの展示でした。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました

 

どれだけの時間が掛かるかしら…というスタッフの不安も一蹴し、作品はどど~んと並んだ様子がコチラ✨

 

これじゃあよくわかんないわ…と感じるのも無理はありませんね。
初日・2日目と多くの方がご来場して試着をされており、その様子を撮らせていただきましたので、一部をご紹介しましょう。
初日には㈱SAORI適塾大阪・神戸スタッフがご来場くださり、モデルにもなっていただいております。
この場をお借りして、ご協力ありがとうございました。
 

 

 

さをり織り作品は、すべてとは言いませんがその多くは人が体に纏ってはじめて、完成すると思います。
ハンガーに掛かっているだけでは、その良さが充分に引き出されません。
ですので、ご来場の際はぜひ試着しやすい服装でお越しくださいませ。

『大クリエーター作品展』

まだまだ暑い日が続いていますが、今回はカシミヤのお話です。
カシミヤを思うだけでも暑いって?
そんな方は、エアコンを効かせて想像して下さい♪

 

まだ少し先だけれど、これから来る寒い冬。
巷では様々なマフラーやスヌードなど、簡単に身につけられる防寒具があふれかえっています。
その中で天然素材を見つけるのが難しくなってきている昨今。
耐寒作用を施した素材は、化学繊維がほとんどです。

 

天然素材100%に巡り合ったとしても、大量生産品がとても多い。
ってことは、どこかでばったり、同じものに出会ってしまう。
当たり前だと思っていませんか?
その当たり前を、仕方ないやんって諦めていませんか?
諦めないで~~~っと、声を大にして叫ぶ、スタッフ吉野です🍄

 

天然素材で冬向きの素材と言えば、ウールやキャメルなどなど挙げられますが、その中でも極上の、冬糸の女王と呼ばれるのがカシミヤです。
カシミヤは、高地の山岳地帯に生息するカシミヤヤギの産毛です。
氷点下30度にまで下がる厳しい寒さや乾燥した気候に耐えられるのは、剛毛の下に密集しているこの産毛のおかげなのです。
その産毛を手間暇かけて、糸にしているのです。

 

さをりの森では、カシミヤ糸は黄色コーン(糸を巻いている円すいの紙管)に巻いています。コーンの先を黄色に塗っているのが、カシミヤの目印です。

 

織り用の糸は、糸としては未完成です。そのため、糸の段階ではホワホワしていません。
織り上げた後、縮絨(1回目の洗濯)をスパルタですることで、布の表面で繊維が絡み、布としての一体感がでます。
糸だと、こんな感じです。

 

縮絨は洗濯機で、ネットに入れずに回します。
それも、標準コースです。
カシミヤをそんな乱暴に!なんてお声も聞こえそうですが、最初はそれでイイんです。
たっぷりの水流でしっかり撹拌することで、縮絨効果がグッとあがります。
縮絨すると、こんな感じになります。

💥ボンッ💥

 

あぁ~、写真でも伝わっていると信じたい、この毛羽立ち❣
これを頬に当てるとうっとりし、肌に巻き付けたくなることでしょう。
あの糸が、こんなにフワフワになるなんて、信じられませんよね。
でも、なるんです。
ただの糸が、みっしりと毛羽立ってフワフワになるんです💕

 

びっくりですよね~。
ただし、この毛羽立った繊維がしっかりと絡まるので、縮みます。
タテヨコでカシミヤを使うと、タテもヨコも20%~30%ほど縮みます。
そのため、出来上がりの欲しい幅や長さよりもより広く、長く織ることをオススメしています。
ちなみに横を60㎝幅で織ると、40㎝程度に縮みます。
縦は…織り方によって変わります。
この写真はほぼほぼ同じに織った布を片方だけ縮絨したものです。

 

しっかり縮絨すると、こんなうっとりしたカシミヤストールをGETできるのです💕

 

あぁ…そんな魅惑のカシミヤを使って織ると、材料費が10%お得に織れちゃうカシミヤ祭りがいよいよ今日から開催です。
材料費はタテヨコカシミヤだと66円/gの10%OFFです。

 

タテ糸はスタッフが暑いさなかにせっせと創った、渾身のタテ糸がほとんどです。
こちらは先着順に選んでいただきます。
ヨコ糸はこんなに色とりどりに並んでいます。
ご自由に好きなだけお使いください💖

 

自分の好きな糸を好きなだけ使って織る。
これはもう、あなただけのもの、オンリーワンです💓
さをりの森ではすでにタテ糸を張っているので、あとは織るだけ。
さをり織りなら、いとも簡単に1日で織り上げることができちゃいます。

 

今回、DMのお届けが間に合っておらず、大変申し訳ございません。
お気軽クラスは現在、コロナ感染拡大防止のため、ご予約制にしています。
前日・当日のご予約はお電話にて承ります。

 

この冬のうっとり柔らかで軽くて暖かいカシミヤをご自分用に、大切な方のために。
お得に織れちゃうこの期間に、ぜひ織りにお越しください🎶

大阪は梅雨入りして、雨が多くなりましたね。
湿気を含んだ梅雨時期から夏にさをりの森で大人気の素材が「リネン」です。
高級糸として、お気軽クラスで織る場合のお値段も少々お高め。

 

で、す、が。

 

2021年6月1日(火)~6月15日(火)の期間、そんなリネンをお得に織れちゃう大好評企画、『リネン祭り』を開催します❣
内容はタテ糸・ヨコ糸を多く用意し、リネンを使って織ると、材料費が10%OFFというもの。

 

祭りにふさわしく、通常は数少ないリネンのタテ糸をたくさんご用意しました。
写真は現在ご用意している、スタッフ渾身のタテ糸たちです💓
織り幅は30㎝~60㎝まで様々です。

 

リネンのタテ糸は先着順に選んでいただけます。
私の好みじゃないわぁ…と思われる人や、織りたい幅じゃない人、
タテ糸に色が入っているとヨコ糸選びに迷いそう…と思われる人は、黒の綿タテ糸を選んでくださいね😊

 

タテ糸の色に惑わされそうな人にはちょっとしたコツがあります。
織っているとつい、タテ糸の色に合わせてヨコ糸を選びがちになります。
もちろんご自分がそうしたい、心地いいと思ったら、それがOK👌
でも、なんだか違うなぁと感じたら、タテ糸の色を気にせず、全く違う色を入れてみてください。
タテとヨコで新たな色が誕生するかもしれませんよ。
そこでどう感じるか、自分の気持ちに耳を傾けてみましょ。

 

そしてヨコ糸はズラリと一面に並べています。
皆さんが色を選びやすいように、スタッフが頭をひねりながら並べました。

 

 

糸は太さや形状も様々。
綿やウールほどではありませんが、タオル地のようなループ、うねりのある糸、粒々のある糸などがあります。
お好きなものを手に取ってください。
 

 

リネンは麻の一種で、亜麻という植物から採れる繊維です。
人類最古の繊維で、古代エジプトではWoven Moonlight(月光で織られた生地)と呼ばれて、神事にも使われたそうです。
なんと神秘的な…💫
そして、ヨーロッパでは衣類として多く使われている、歴史ある繊維。
歴史と神秘を感じながら織り、身にまとう・・・想像するだけでもうっとり💕

 

なぜ、多く使われているのかには理由があります。

 

・洗濯に強い
・丈夫で長持ち
・光沢がある
・吸水性・発散性に優れており、水分を素早く吸い取ってくれて、発散もしてくれる
→早く乾く
・防カビ性に優れているので雑菌の繁殖を抑える
→においも抑えてくれる
・使うほどに柔らかくなる
・繊維に空気が含まれていて、天然のサーモスタットとして温度調節をしてくれる
→オールシーズン使える!!

 

ほほう…なかなかイイ繊維じゃないの。
でもねぇ、麻ってチクチクするやん?

 

それ、違う麻なんです。
麻は20種類以上もあるといわれており、リネンはその1つ。
ラミー、ヘンプ、ジュートなど様々ですが、その中で最も上質な繊維です。
繊維の表面に天然のノリのようなものが付いているため、繊維の毛羽立ちを抑えて張りもあり、光沢があるんですね。

 

まぁこんなウンチクを聞いても、百聞は一見に如かず。
さ、さをりの森でリネンを見て、触って、その良さを体感してください。

現在さをりの森はコロナ感染拡大防止対策として、お気軽クラス(体験織り)を予約制で人数制限をしています。
予約はホームページのweb予約もしくはさをりの森へお電話ください。

体験予約フォーム – 大阪 – さをり織り、手織り教室、手織り体験のことなら さをりの森 (saorinomori.com)
☎0725-57-7022

また、織り機や備品、テーブル等のアルコール除菌と常時換気をいたします。
ご来館のお客様には、大変お手数をおかけしますが、マスクの着用と入口での手指のアルコール除菌もしくは手洗いをお願いいたします。
感染拡大防止、並びにお客様とスタッフの安全確保の為、ご協力の程よろしくお願い致します。