先日、車の窓を開けようとしたら「バキッ!」と凄い音がして驚いた、スタッフ吉野です🍄
原因は、霜が付かないようにと少し窓を開けていたのですが、
雨の雫が凍結していたんですね。あ~びっくりした…。

さて、さをりの森エントランスには「織り人ギャラリー」があります。
織り人クラスのメンバーが仕立てた作品を展示しています。

さをりの森20170215 (1)

左側、Iさんのジャケットは、「この緑のループ糸に一目惚れして、とにかく使いたかったの💓」と織った布。
下の写真で伝わるかしら、タテ糸に使っているループ糸です。(これは胸元で横使いです)
さをりの森20170215 (4)

さて、何に仕立てます?と相談開始。
この糸を使いたかったのもあるのですが、この糸のジャケットが欲しかったんですって。
ただし、デザインはノープランです。

布を縦に使うか横に使うか…
はたまたナナメに切って組み合わせるか…💦
長さに余裕があるので、長袖でも大丈夫。
着丈は短めでもいいわ~。少し襟が欲しいのよね…など、
自分の希望を少しずつピックアップしていきます。

この考えている時間は、頭の体操にもなりますね。
そうして以前仕立てたデザインをアレンジして、仕立てやすいこの形になりました🌟
さをりの森20170215 (2)

裾側の布は少し身幅よりも長めにしてタックとってふんわりと。
また、前は重ね合わせるようにして、フリンジをひと工夫しました。
展示が終わってから、ボタンを付けようかしら~と、想像をめぐらせています。

こちらは後ろ姿。
さをりの森20170215 (3)

軽くてあったかくって一目惚れ💟したウール糸。
お出かけの時にサッと羽織れる素敵なジャケットです。
ご来館の際にはぜひご覧下さいね。

こんなお仕立てなどもできる「織り人クラス」。
詳しくはこちらをご覧いただき、ご質問等あればスタッフにお尋ね下さいませ。
さをり織りについて、より詳しく、機(はた)の仕組みや仕立てなどなど学べる織り人クラス詳細

こんにちは、スタッフ平山です🍎
そろそろ綿で織らないと…、と思いつつも
私はウールが大好きなのでついついウールを手に取ってしまいます。
ウールの色の混ざり具合が好きなんですよねぇ…、新しい糸を買おうと思ってもウール、
家に帰って見るのもウール。うーん!!😫

 

さて、3月も楽しんでいきましょう!
皆さんお待ちかねドキドキワクワクの【お仕立て講習会】のご案内です。
今回は『SAORIのお仕立て【初級編】』に載っている、
『かぶりY型ベスト』です。

 

2015-04(1)

 

ゆったりとしたかぶりのベストは
老若男女問わず大人気の形です。
お仕立ての初級編の本に載っているレシピは、
すべて直線縫いで完成するものばかりですが、
このレシピは特にカンタン😀

長さによって、様々なアレンジが可能なシンプルさも特徴のレシピです🎉

サイズ違いで何枚も持っていると、
コーディネートの幅も広がりますね。
本に載っている長さよりも短ければ、ショート丈のトップス
長くすれば、ウエストをベルトで締めてワンピースのようにしてもいいかも…。

と、思わず女性向けのコーディネートばかり浮かんでしまいましたが、
もちろん男性の方にもオススメのレシピですよ👚
さをりの森2階でご試着できますので、気になる方はぜひいらしてくださいね。

 

日時  3月3日(金) 10:00~11:30
場所  さをりの森2階講習ルーム
受講料  2,000円(+税)
 申込  さをりの森(0725-57-7022)まで
 持ち物  縮絨済みのさをり布(50cm×268cm以上)

マチ針または安全ピン

テキスト『SAORIのお仕立て【初級編】』

 

※布をお持ちでなくても、ご参加いただけます。
ただ、布も持参していただくと、その布を一緒に広げながら仕立てのアドバイスなど出来ますので、
お持ちいただいたほうがより講習会を楽しんでいただけるのでオススメです。

また、お持ちの布がこのサイズ通りでなくても仕立てることは可能な場合があります。
一度スタッフにご相談ください。

この講習会では、講師が実際に仕立てる工程を見ていただきます。
ご持参いただいた布には、自宅で仕上げられるように、印をつけて持ち帰っていただきます。
その場で縫って服に仕上げるわけではありませんので、ご了承ください。

それでは、参加お待ちしております♪

少し前にインフルエンザA型で寝込んでいた、スタッフ吉野です🍄
病気とはしばらく疎遠になっていたんですけどね、今年のはずいぶん強力のようです。
皆様もお気をつけ下さいね。

さて、さをりの森には1日体験の「お気軽クラス」と、より深くさをり織りを学ぶ
「織り人クラス」があります。
織り人クラスは講習を受講して、さをり織りの理念、織機のしくみ、
タテ糸の作り方、織り方、織った布の活かし方などを学ぶクラスです。
お伝え漏れがないようにカリキュラムを組んでいますが、
その人の習熟度に合わせて進めていきます。

そんな織り人クラスメンバーの作品をこれからぼちぼちご紹介していきますね🎵
まず第1弾はIさんのウールブラウスです。

いつも色に悩みながら織るのですが、今回はシックにグレーを中心に織りました。
襟は丸首なのですが、残った布でミニマフラーにして首に巻いています。

グレー中心とは言うものの、織っている間に違う色にココロが動くと
迷いながらもその糸に手を伸ばしていました。
さをり織りは「自分を織る」と言われます。
その時その時のココロ模様が糸に現れるんですね。
さをりの森20170204 (1)

このお仕立ては脇から袖下にかけて、ナナメに切った布を足します。
(写真を撮りそびれたので、別の作品ですが、わかりますかねぇ…)
さをりの森ベガス201612 (10)

ちょっと試してみる?から始まった、このお仕立てデザイン。
織る間は何に仕立てるかなんて、考えてなかったんですよ。
まずは楽しみながら織り、縮絨(1度目の繊維を絡める洗濯)の後で
布を見てから、デザインを考える。
縮絨で思いもよらない変化があったりして、なかなか楽しいんですよ✨

まずは布の好きな部分を見つけて、表裏を考える。
好きな部分を服にどう使うかは、悩みどころでもあり、楽しみどころ。
そして、布の雰囲気に合わせていくつか形を考え、選択する。
均一・均質な布では味わえない、さをりのお仕立ての魅力です。

まあね、布の分量を決める都合上、スカートだ~、パンツだ~って、
デザインを先に考える場合もあります。
その時には、「これは胸のあたり…」とか「あれ?ここはどこになるんだっけ?」
って考えずに織る事をオススメします。
考え過ぎると知らず知らずのうちに、織りに制限をかけてしまっている
場合があるんですよ👻

それから、できた布が思っていたデザインに合わない場合。
「失敗した!」ってついつい思ってしまうかもしれませんね。
その場合はあっさりと別のデザインを考えちゃいましょ👌

今回、Iさんは2色交差の部分を後ろにしました。
さをりの森20170204 (2)

そして、せっかく長めに残したフリンジ(タテ糸の端)を活かしたいと考えて、
結び目をずらしながら網目に結んで、胸から肩へのポイントとして使っています。
さをりの森20170204 (4)

ふんわりと織っているので、軽くて柔らかくて、脇に足した布が腕の動作を
楽にしてくれるのよね~、と、ご満悦のIさんでした。