4月に入ってもまだ寒い日があるので、ウールの服が手放せないスタッフ吉野です🍄
日中はぽかぽかしていても、夕方になるとグッと冷え込むんですよね。
そんな時には、さをりストールで膝や肩を温めましょう😊

さて、織り人クラスでは、冬に織った布での仕立てもまだまだありますよ~。
今回は数少ない男性メンバーの1人、Tさんの作品を織り人ギャラリーに展示しています。
タテ糸作りを学ぶために入会し、今では自宅にも織機をお持ち。
織っているのはもっぱらお嬢さんで、Tさんは森で織ったり仕立てたり。

お嬢さんが織った布3枚を持ってきて、これで何かなるかなぁ…とご相談。
ふわっと羽織れるものができたらいいな~、と。
縮絨後の布幅は35cm、長さが130cm弱が2枚と150cm弱が1枚の計3枚。
織っているとね、この長さで気分が変わって着るんですって。

せっかくなら、フリンジを活用しちゃいましょっと、せっせと細かい作業をしました💦
さをりの森20170331 (5)

画像が粗くなっちゃいましたが、わかるかしら…
130cm弱の布2枚のフリンジ同士を蝶結びにして、長い布に変身🌟
これをジャケットの上部に配置しました。

そして長めの布を下部に、少しタックを付けながら縫い合わせます。

昔取った杵柄でミシンは得意なTさん。
しか~し仕立ては極力、わかりやすくて楽チンなものがいいっ❗️とのご希望で、
袖付けは一体型に、縫い合わせもカンタンに。

そして完成したのがこちらっ💖
朝夕の冷え込みや夜桜見物には大活躍してくれる、ウールジャケットが完成~~👏

さをりの森20170331 (2) さをりの森20170331 (3)

Tさんが着るには可愛すぎて…
講習に来られていた、サラさんにモデルになっていただきました。

サラさ~ん、手を広げてくださ~~い😍
O.K.♪と、蝶のように華麗なポーズを取ってくださいました。
さをりの森20170331 (1)

布が3枚あったことで、フリンジが前中心に集まった可愛いデザインに✨
いつもは長く織るんだけど、こういうのもいいなぁ…

ただし、ノープランで織らないと、織っている間中ずっと、
仕立てたらここはこの部分で、この部分にこの色は合わないかしら?
この模様を入れちゃダメかしら?
って、違う事で頭を悩ませ続ける可能性があるので、ご注意くださいね。

さて、5月にさをりの森の織り人クラスメンバー作品が集結します。
詳しくは後ほどご紹介いたしますので、乞うご期待🎉

織り人クラスって何するの?と思った方はコチラをご覧下さい。
織り人クラス
見学も随時受付しています。
現在、講習は水曜~日曜の13時~15時に開催していますが、
詳しくご相談をご希望の方は、上記時間以外にお願いいたします。

ミモザが青空とさをりの森の建物の赤に映えて綺麗な季節になりました。
つい見とれてホッと一息を満喫している、スタッフ吉野です🍄

織り人メンバーが仕立てる服、すぐに着たいと思われるものの
「しばらく貸してくださいっ!」とお願いしてギャラリー展示。
3月下旬から展示しているのは、前回のOさんと一緒に入会のKさんの作品です。

X交差織り、クールクロスなどと呼ばれる織り技を講習で挑戦。
たいていはマフラーなどで長く織るんですけどね、今回は短くして
布の一部だけにしました。(ちょっぴり疲れたそうです💦)
あぁぁ…😭織り上がりのところを写真撮りそびれてしまいました。

さて、出来上がってからどうしたものかと恐る恐る布を出したKさん。
ひらひらした部分が少ないから、服にならないと思ってたんですね。

そうですよね~、市販じゃそんな布の服はありえませんものね。
見た事がなければ想像もつかない。
でも私たちが創っているのはさをり織りの布、個性溢れる布なんです。
市販になくって当たり前、でもできちゃうんですなぁ🌟

今回はベストとスカートのツーピースに仕立て上がりました。
X交差織りの部分は、ベストの前身頃で横向きに使っています。
さをりの森20170330(3) さをりの森20170330(2)

ひらひらした1枚を折り返して、ヨコ糸だけの部分はモフモフさせました。
折り返したことで、裾のラインが緩い弧を描いています。
さをりの森20170330(4)

上だけをミシンで縫って押さえるとヒラヒラが残る…はずが。
ちょ~っとした勘違いで、ヒラヒラの下の部分も縫っちゃいました。
ま、今回はこれでよしっとのご本人の意向で、そのままになりました。
ヒラヒラが気恥ずかしいようですね☺
着る人の意見が一番大切、やっぱり着ないと意味ないですものね。

もう一つチャレンジしたのが擬似二重織り。
さをりの森20170330(1)

こちらは織り幅の内側で一部のタテ糸を残して織り、
後で残しておいたタテ糸の部分だけを織る織り技です。
この黄色がイイポイントになっているんですよね~💛
私には夕暮れのミモザのイメージです。

長く織っていたので、ティアードスカートも完成しました。
セットアップでも、単独でも活躍してくれること間違いなしのお仕立てが完成。
織り人クラスでは、織り機の仕組みやタテ糸作り、織り技など
「さをり織り」をそれぞれのペースに合わせて学ぶことができます。

ご興味があればぜひ、さをりの森へご来館いただき、様子を見学してくださいね。

梅や桜の開花にココロ躍らせている、スタッフ吉野です🍄
芽吹きの季節、にょきにょきと好奇心も芽を出して、
あれやこれやと手を付けては保留、を繰り返しています。

さてさて織り人ギャラリーに、春の花壇を思わせるような
可愛いベストスーツを展示しています🌷🌹🌷

今や織り人クラスですっかり古株になったOさん。
もうすぐ織り人歴丸4年になるのですが、苦手意識があった羊毛を
たっぷりモコモコと挟み込みました。
さをりの森20170305 (4)

せっかく入れた羊毛ですもの、なるべく見える所にデザインしたい。
Oさんとスタッフ吉野で布を縦にしたり横にしたりと考えていたものの、
気ままに挟みこんでいるので、あちらを立てればこちらが立たず。
でもね、デザインを考えずに織ってくださいね~と言っているので
これでイイんですよ👌
この悩んでいる時間も、作品の愛着に繋がるはずですもの💫

ひとまずスカートをメインに、贅沢に布を使いましょうか。
そして残った布でベストのデザインを考えましょう。

そんな提案で出来上がったのがこちらのベストスーツです。
さをりの森20170305 (3) さをりの森20170305 (1)

後ろはなるべくシンプルに。
スカートはゴムなので、回すと見える柄を変える事ができます。

スカートの柄を中心に考えると、ベスト用の布は帯に短し襷に長し。
じゃあつないじゃおっ。
布幅の都合上、背中の身幅が少し広めになっちゃいました。
じゃあタックで寄せちゃおっ。

そんなこんなで出来上がったベストスーツにOさんも満足そうでした。
新たに羊毛へチャレンジしたOさん。
早春をイメージしながら織って、楽しかったとおっしゃってました。
春先のまだ肌寒い時期に、この服を着てお花見もいいですね🌸

「やってみようかな~♪」の好奇心がムクムクと湧き上がってきたら、
その気持ちにふたをせず、自分のココロに素直になってくださいね。
さをりのスローガンのうちのひとつ、
『思い切って冒険しよう』
自分の織りを変えたいなぁと感じたら、今までしなかったことに
チャレンジしてみましょ🌟