いつの間にか森のミモザが花落ちて、山桜も風に舞い散る頃になっています。寒暖差の激しさに、昔はこんなふうじゃなかったなぁ…と、ふと思ったスタッフ吉野です🍄

 

さをりの森では通常、黒い綿糸のタテ糸のほかに、カラーのタテ糸を数台ご用意しています。素材は、綿・ウール・シルク・リネン・オーガニックコットン・カシミヤで、こちらは材料費が20円/gからになります。しかしながら台数の制限があり、各素材で2台程度。

 

しか~~し❗
4/13(土)~4/28(日)までの期間、シルクをどど~んと放出するシルクウィークを開催しております♪
タテ糸としてはこんなカラーをど~んと、ご用意しているんですよ。
 
※逆方向から撮影しています

 

そしてヨコ糸も通常の5倍近くの、大量のシルクをどどんっと大放出っ‼
糸担当が、「こんなに一気にシルクを使ってイイのはここだけだ」と、ドヤ顔で呟いていますし、あまりの圧巻さに写真を撮るお客様もいるほどです。
あ、さをりの森の糸や織機はインスタ等のSNSにアップOKです📸

 

そして、な~~んと贅沢にも、挟み込み用の糸や原毛まで、どどどんっとシルクを大放出っ‼‼
 

 

シルクが蚕の繭からできていることは広く知られています。アミノ酸を含んだたんぱく質の繊維で、ヒトの皮膚の成分に近いんですって。
あの光沢、しなやかさ、うっとりとほっぺにスリスリしたい手触りの良さ、美しさは、他に変えがたいものですよね。

 

吸湿性・放湿性に優れているので、余分な湿気を吸って外に出してくれます。また、繊維自体が天然のエアコンのような働きをすることができるので、夏は涼しく冬はあったかいんです。シルクのパジャマがもてはやされているのも納得ですね。

 

そんなシルクで、自分好みに織る。
それもたくさんの中から好きな糸を選べる、さをりの森ならではの贅沢なイベントが、「シルクウィーク」なんです♪
織り上がった後はシルク布に包まれて、うっとりと雅で贅沢な時間を過ごせちゃいますよ~~💖

 

初日には、人がすっぽり隠れるほどの長い作品が織り上がりました。

写真が…見えにくい💦悲しい…
伝わりにくいかもしれませんが、浮き織りや挟み込みをしたり、ループの糸を使ったりと、とても可愛いストールが織り上がったんですよ。

 

シルクのタテ糸は通常の5倍後用意していますが、こちらは先着順に選んでいただきます。また、綿やウールのタテ糸を織ることもできますので、ご希望の方はスタッフにお声かけくださいね。
4月28日(日)まで、まだまだお日にちはありますので、ぜひお越し下さい♪

 

最近、織りが進んでいないスタッフ吉野です🍄
やりたいことが多すぎる欲張りさんなので、考えるだけでオーバーヒートしちゃうのかもしれませんね~。
そんな私をさらに困らせちゃう、「みんなの作品展2018」がいよいよ始まりました。

 

作品展前日は搬入日です。
午前中はギャラリーの作品をいったん撤収して、さをりの森オリジナルの展示機材であるカカシを組み立てます。
これはやはり工場メンバーが手馴れた手付きで、サクサクッと組み立ててくれます。
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そして午後からは大量に集まった作品をせっせとハンガーに掛けていきます。
さをり作品はすべてが1点物、その形も様々です。
前後上下を確かめながら、時には「この形いいわね~💖」「この色が好きだわぁ💘」なんてココロ躍らせながらテキパキと作業を進めていきました。
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服を掛けていく側では、バッグを次々と並べていますね~。
今回はバッグやポーチなどの小物もたくさん集まっているんですよ👕🎒
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階段では大きなさをりパネルが掛けられていますよ💖
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夕方までにはすっかりと展示が仕上がり、看板も掛けて完成🎊
後は1人でも多くのお客様が、さをり作品に会いに来てくださいますように…💫
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そんなこんなで飾りつけした「みんなの作品展2018」は、400点以上もの作品が集まり、
9月21日(金)~9月30日(日) OPEN 9:30  CLOSE 17:30※最終日は16:00まで
さをりの森2階ギャラリーにて絶賛開催中です。
皆様のご来場をお待ちしています。
そうそう、みんなの作品展のDMをお持ちの方は、作品展期間中に忘れずにお持ちくださいね。

えぇ~~っ、遠くて行けないわ
なんて悔し涙を流している方にも、さをりの森のインスタグラムやこのブログにて、
写真でお伝えいたしますのでご安心くださいね。
気になる作品があればお電話にてお問い合わせいただければ、素材やサイズ感などお伝えできますよ👌

 

 

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日々の気温差に少々とまどっている、スタッフ吉野です🍄
暑くなったり、暖房をつけたくなるほど寒かったり、過ごしにくい季節です。
仕事中はさをり服を1枚余分に持っておいて、それを着たり脱いだりして調整しています。

 

このたび、今年1月に他界したみさを先生を偲び、先生の言葉の数々をまとめた城みさを語録として、
『城みさをの言葉365日~SAORIの哲学【一日一言】』を発行いたしました。
さをり織りに携わる人だけではなく、ルール社会で生きている全ての人に、ぜひオススメしたい1冊です。
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さをり織りは、織りで自己表現をする、アートとしての手織りです。
糸が飛び出したって、耳がデコボコしていたっていい。
自分の感じるままに織る。その際に、既成概念は取り払って、織る。
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「間違わないように」
「お手本通り、先生の言う通りに」
「みんなと同じように」
「キレイに、丁寧に」
などなど、日常のあちこちでよく聞く言葉ですよね。

 

さをりを織る際には、そんな事は一切言いません。
むしろ正反対で、いわゆる「間違い」をいっぱいしましょうと言います。
そうする事で、自然と身に付いていた既成概念の枠を取っ払えてきます。
枠がなくなると、自分自身がムクムクと出てくる。
出てきた自分と向き合いながら、自由奔放に感じるままに織る。
「正解」は自分自身の中にあるんですよね。
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そうして織っていても、知らず知らず世間の波に流されそうになります。
耳が出てはいけないんじゃないか…
作品を販売したいのに、この織りじゃだめなんじゃないか…
「さをり織りとは」の核が身体の隅々にまで浸透しきれていないのかもしれませんね。

 

そんな時には、みさを先生の言葉を紐解いてみましょう。
みさを先生は本の出版や、ラジオ・テレビの出演などで、熱弁を奮いました。
「なぜ、さをり織りなのか」
「さをり織りとは」
「さをり織りを通して伝えたいこと」
その情熱の全てを傾けて、身振り手振りもつけて全力で言葉を投げかけていました。
その言葉の数々を見直し、SAORIの哲学の部分をしっかりとお伝えできるようにと編集したのが、冒頭でご紹介した1冊、「城みさをの言葉」です。
さをり織りを通して生き方に触れている部分もあり、その哲学は全ての方に通ずる部分があると確信しています。
書店には置いていませんので、ご興味がある方はさをりの森へお問い合わせください。