🍁🍁🍁🍁 みんなの作品展2022 🍁🍁🍁
と き:2022年10月1日(土)~16日(日)
9時半~17時半 最終日15時
ところ:さをりの森(大阪)2階ギャラリー

マフラーなどの小物から仕立て服まで、なんと250点以上が大集合!
そのすべてが販売品です。個性あふれるオンリーワン作品にぜひ会いにきてください。

 

 

9月に入ったというのに、まだまだ暑い毎日ですね。
しかしながらさをりの森では「カシミヤ祭り」や「みんなの作品展2022」などイベント続きで、気分は秋満開です。

さをりの森では毎月1度、クリエーターさんが作品を持ち寄って披露し、勉強し合う「VEGASの会」を開催しています。その8月の作品をご紹介します。まだしばらく続く暑い日に活躍してくれる作品や、秋を感じさせる色合いだけれど、綿素材なのですぐに重宝しそうな作品などが集まりました。

 

🍭ベスト(綿+蚊帳の布)染めタテ糸の織り布が80㎝残っていたのを服に使いたい…と思ったところからできた作品で、紺色の部分が蚊帳布です。さをり布と馴染むように同じような色合いの糸を使って、刺し子で模様を付けています。

 

ベスト(綿、化繊)作家さんが。自ら短い糸をつなぎ合わせて作る、繋ぎ糸を活かす織りを思案して、今回は目いっぱい分け織りをしています。織り布は40㎝幅なのですが、こうなると織り幅がさっぱりわかりませんね😆糸づくりから織りまで、楽しくも根気が必要な作品です。

 

🍭ベスト(綿・化繊)糸の特長を生かしてタテ糸の模様を作った作品です。他の作家さんの作品に刺激を受けて、私も!とチャレンジした作品。この作品は丸っこい形状の糸をゆるく寄せて、縮絨(織り上げ後の洗濯)でタテ糸が揺れるような模様にしているんですね。右下の写真が、その刺激の元の作品。色が変わると雰囲気も変わりますね。

 

 

🍭帽子とショートブラウス(綿・化繊・ストレッチ糸)ブラウスは、さをりの森のウルトラ変わり糸「ぴゃむぴゃむヤーン」を浮き織りで飛び出させています。キュッと絞ったようになっているのは、ヨコ糸にストレッチヤーンを使っているんです。所々に使っていると、シャーリングのようになってキュートです。
 
 

 

🍭ベスト(綿・レーヨン・シルク)写真では閉じているように見えますが、前開きのベストです。以前染めたシルクの糸を使おうとしたけれど、どうもほどけない。じゃあそのまんま織りこんじゃえ!と太くまとめているのが薄茶色の時々ポコッと飛び出している部分です。糸は1本ずつ綺麗に入れるだけじゃなく、まとめてポンッと入れてもイイんです。

 

🍭ベスト(綿・ストレッチ糸)こちらも前開きのベスト、ボタンで留めます。45㎝幅で織っていますが、前身頃の上半身だけヨコ糸にストレッチ糸を使って織っています。写真でも肩や胸あたりがキュッとスリムに見えているでしょ?
Q.「織る時に、デザインを決めてストレッチ糸を使って織ったのですか?」
A.「う~ん、ベストにしようとは思っていたかもしれないけれど…しっかり決めていなかったような…覚えていません😅」

 

🍭ベスト(綿)短めの布がある…。イカベスト(円すい型のベスト)にしよう!
あぁ、袖穴を開けたくない…。じゃあ、開けずに着よう!とできたのがこのデザインです。袖位置が違い、アシンメトリーの面白さがにじみ出ている作品ですね。

 

🍭ストール(シルク・シルクステンレス)キュキュッと絞ったようになっているところは、ヨコ糸にシルクステンレスという素材を織っています。右側の写真が、広げた様子です。ある程度形を保ってくれるので、着用した時に楽しめますね。

ベガス作品8月の第1弾は以上です。

これらは、クリエーターさん達がそれぞれの感性で糸を選び、ココロのままに織り、想いを込めて仕立てた作品です。
どの作品も1点もの。
2つと同じものはできない作品ばかりです。

そんな作品をさをりの森の2階ギャラリーにて常時展示販売しています。
遠方で来館は難しいけれども作品が気になる❣という方は、お気軽にさをりの森までお問合せくださいませ。

梅雨が終わったとたんに雨続きで梅雨に戻った?と思ったら、夏がやってきましたね。
暑い夏とは言え、お出かけするとあちこちで冷房がきいていますよね。
そんな時にお役立ちの薄手の長袖作品やストールなどが6月ベガス作品で集まりましたのでご紹介しましょう。

 

🍭ジャケット(綿)冬にリバーシブルで仕立てたジャケットが気に入ったので、綿で仕立てたそうです。同じお仕立てでも素材や色合い、織り方でググッと雰囲気が変わるのがさをりの服の面白いところです。ルーピングをした部分を襟に付けています。背中の二色交差が効いていますね。
 

 

🍭ロング丈のジャケット(リネン、シルク)以前、ハワイアン企画で仕立てていたワンピースの前をズバッと切って前開きにしました。織り足した細幅は右襟から首の後ろ、左前身頃へと続いています。年月が経つと切る服の好みが変わることがあります。その時々の自分に合うようにリメイクできるのも楽しいんです。
 

 

🍭サロペットパンツ(綿)胸の所に白く見えるのは分け織りして繋げて、と、はつり目にしたので穴が開いているんです。肩ヒモは後ろのウエストに付けたボタンで付け替えができるようになっていて、写真ではクロスですがまっすぐでも着用できます。ボタンホールはムリ穴。グッと指で開いて穴を作り出しています。
 

 

🍭チュニック(リネン)布を斜めに使って、体をふんわりと包み込んでくれるようなデザインです。前身頃で大人可愛く主張しているオレンジは挟み込みの糸。すべてを挟み込むのではなく、糸の端をゆらゆら動くように長めに出しています。
 

 

🍭マーガレット(綿)先月仕立てたストレッチ糸を使っているマーガレットが思ったよりも小さく、ストレッチの効きも良くなかったので再度チャレンジ。しか~し、願っていたほどにはふわふわしなくって、ご本人的にはちょっぴり残念。この緩やかなふわふわがイイなぁと思うのですけどねぇ。
 

 

🍭ロングベスト(綿、化繊)後ろ身頃は布を斜めに折り返す、SAORIのお仕立て【初級編】のAハ型ベストのロング丈です。仕立てはささっとできたものの、前の閉じ方をアレンジするためにボタンを数か所付けています。ボタン付けに半日かかったそうです。
 

 

🍭A型ロングベスト(綿)タテ糸を染めているので、前身頃と後ろ身頃とではフリンジの色が違います。二色交差と裂き布が落ち着いた色合いの中に彩を添えています。染めの状態が、織るには難しく感じたそうです。

 

🍭ワンピース(綿)段染めのループ糸が可愛くて、どう使うか思案して二色交差で織った、斜めに配置したデザインです。最後に楽しんだ分け織りをどこに配置するかをまた思案して襟元に決めています。前後どちらでも着ることができるデザインです。
 

 

🍭スカート(綿)写真の都合上色合いが大きく違うように見えますが、黒系のスカートです。染めタテ糸で織っているので、広げている写真の左右でタテ糸の色合いが少し違いますね。このタテ糸は、染めた部分が目立たないようにとプロ思想で染めたそうです。
 

 

🍭パンツ(綿)ちょっとギャザーが入っているように見えるのは、ウエストあたりをストレッチ糸で織っているからなんです。はいた時にすっきり見えるけど、伸縮するので動きやすい。細かく入ったギャザーがスカートのようにも見えますね。

 

🍭パンツ(綿)布幅が狭かったのでパンツの幅も狭くなって、おやおやこれじゃあはけないねと脇に三角の布を足しています。するとタテ糸があちらこちらへと違う動きをしているので、面白い表情のパンツです。
 

 

🍭ストール(リネンほか)ずいぶん以前作ったタテ糸が残っていて、それをストールにと織ったそうです。黄色の方は思ったよりも短かったそう。ピンクの方は挟み込みの端を長く引き出しています。
 

 

🍭ストール(シルク)なんでしょうね、シルクって見るだけでもてろ~んとしたしなやかな感じが伝わってくるように思います。実物を見るともっとそう。うっとりするような肌触りと、明るめの糸との二色交差で、夜の川面にライトが反射しているようにも見えます。

 

🍭ストール(リネン・ストレッチ糸)写真では左右の長さが違いますが、向かって右側はちょっとストレッチを伸ばした状態です。しかしながらたっぷりギャザーが残っているのです。グ~ッと引っ張るとググ~ッと伸びます。ボリュームたっぷりなのですが、リネンなので軽やかです。

 

こんな風に集まった作品は、さをりの森2階ギャラリーにて展示販売しています。
また、遠方の方で作品が気になる方は、お問合せいただければ作品の詳細をお知らせいたしますので、お電話もしくはメールにてお問合せください。

あっという間に梅雨が終わり、蝉が賑やかになってきました。
森の木々を照らす太陽の光も眩しく、緑がとても鮮やかに見える季節ですね。

 

さて、6月ベガスは夏本番に向けての作品が多く集まりました。
綿やリネンの薄手で、Tシャツなどと重ね着できる服や、ボトムスも色々ありましたのでご紹介しましょう。今回はトップスです。

 

🍭ショートジャケット(綿・麻)スッキリと織り上げた織り布ですが、背中にスッと黒い線があるのはタテ糸を密に通して模様にしています。ウエストがキュッと締まっているのはストレッチ糸を追加したそうです。ただ、思ったほどストレッチ糸が縮まなかったので、ちょっとタテ糸を引っ張っています。

 

🍭細幅のベスト(綿・化繊)タテ糸を重ねて織っていき、途中で重ねた糸を切りながら織った布です。背中の右側が糸を重ねており、左側は重ねがなくなってタテ糸の雰囲気が違っています。途中でタテ糸を織り布の端に追加して、くるくる織りをしています。脇布が足らなかったので、細幅の布をあしらっています。

 

🍭マーガレット(綿)SAORIのお仕立て【中級編】のボートネック舟形ブラウスの予定で織ったものの、縮んでしまって計画変更。襟付きマーガレットの襟を左右で非対称の長さにして、ボタンで前を留める形にしています。二色交差が鮮やかですね。

 

🍭ベスト(綿・化繊)先月、ワンピースを仕立てた時に残った布と分け織りストールのコラボベストです。前回は分け織りストールを縦に使ってロング丈でしたが、今回は胸元で横に使ってショート丈にしています。
先月の作品

 

🍭ベスト(綿)織り布をあちこちをつまんだり折り込んだりして方向を変え、ノーカットの素敵なベストになりました。脇でフリンジを遠目に縫って、スリットが入っているので着やすくなっています。紺色が大好きな作家さんならではの色合いです。

 

🍭ブラウス(綿)先月のデザインがとても気に入ったので、同じ形で仕立てています。先月よりも少しショート丈で、織りの雰囲気や色合いが違うので、全然別物に見えますね。前後どちらでも着ることができる形で、胸元と後ろの裾に分け織りをしています。
先月の作品

 

🍭ベスト(綿・化繊)自分で着るには恥ずかしいピンク色なんですが…と出した作品はとてもキュートです。背中はピンタックで布幅を縮めて、カーブを着やすくしています。8歳のお孫さんが着るととても似合っていたんだそう。くるくる織りや絡み織り、擬似二重織りもしたのですが、擬似二重織りはしっかり隠れちゃったそうです💦

 

🍭ベスト(綿)以前仕立てたワンピースの残り布で仕立てました。いつもボリューミーなのでおとなしめに織ったのですが…最後の分け織りは大好きなたっぷりボリュームでストレス解消💙後ろ身頃の黄色や桃色は部分織りです。少し織って、私向きじゃない…と早々に終了しました。「3㎝はいきましょう」と突っ込みが入っていました。

 

🍭キャミソール(綿)キャミソールと言うべきかエプロンベストというべきか…120㎝の織り布で肩ヒモを付けたデザインです。後ろ身頃はホックで合わせています。肩ヒモは以前織った細幅の2色交差織りです。少しの布でも服ができちゃうさをりならではの楽しみです。Tシャツを涼しくオシャレに変身させられるデザインですね。

 

🍭ブラウス(リネン)バイアス仕立てのブラウスです。袖先は三角で下側が開いているので、先を折り返して五分袖くらいでも着ることができます。奥ゆかしい色合いの2色交差で色合いの変化を付けています。織っている時は夏のコートの予定だったそうです。丈が長くなったので、裾を切ってスヌードとして使っています。

 

さをり服でも布を斜めに使っている作品は、ハンガーに吊るしているとすっごい細身に見えるのですが、意外とすんなり着ることができます。
通常でも布地の織り目がゆったりなので伸び縮みしてくれるうえに、斜め使いはさらに伸び縮みして体に馴染みます。
ハンガーに吊るしているのを見るだけでは、その服の真価がわからないんです。

 

また、前後どちらでもとか上下逆もOKという服もあります。場合によってはどんな着方ができるか楽しんでくださいというような作品もあったりします。

 

どうぞさをり服を見かけたら、可能な限り試着をなさってご自身の体にどんな風に馴染むか確かめてくださいね。

 

さをりの森の2階ギャラリーでは常時、作品の展示販売を行っています。
ギャラリーで1人試着会をするお時間もたっぷり取ってご来館ください。