早速ですが、さをりの森ベガス作品のご紹介(10月)の続きです。

 

こちらは斉藤さんの作品、ブラウス(ウール)です。
胸元は分け織りをし、細い幅の方ではストレッチ糸(水色)の部分が縮んで、可愛い穴が開いています。

 

ブラウス(ウール)、胸元のヒラヒラは縮絨したら勝手にできていたんですって。
しかしながら斉藤さんはまっすぐに仕上げたかった…
どうしたらまっすぐになるか?と皆に問いかけたんですが
「まっすぐにしなくってイイじゃないですか、そのフリルが可愛い💕」との返事。
均一・均質ではなく、いびつな「味」をモットーとするさをりでは大絶賛でした✨

 

こちらはベスト(ウール)、斉藤さん自作の手結び糸を細幅に織り込み、スリットの部分に別の織り布を足しています。

 

ストール2種(どちらもウール)。青いストールは全体をX交差織り(クールクロス)にしています。
布を少し動かして、その位置でとどまるように縫いとめたそうです。
赤いストールはヨコ糸にストレッチ糸を使った部分がキュッと縮まっています。

 

喜田さんのブラウス(タテ綿・ヨコシルク&ラメ)。
片方の端に、大量のラメ糸を引き揃えて二色交差にしています。動くとキラキラ光ってゴージャスです✨

 

西田さんのロングベスト(ウール)。
こちらのオススメは、メンバー一同の度肝を抜いたなんちゃってポケット❣
ちゃんとわかる写真がない…悲しい…
このベストにはポケットがありません。そのかわり、脇のポケットあたりにスリットが開いています。
寒くて手が冷たくなったら、スリットに手をいれると暖かくなる💖
その上ジーンズのポケットに、ベストをはだけなくても手が入れられる優れもの。
こちらはブログにUPする前に、北海道へお嫁にいきました。
きっと彼女の手を温めてくれていることでしょう。

 

吉野の3wayポンチョ(ウール)は、ポンチョ、チューブトップ、スカートとして着用することが出来ます。
こちらはあちらこちらに集中してフワフワ織りをしています。

 

マーガレット(ウール)は、3wayポンチョと同じタテ糸です。
布のつなぎ方をSAORIのお仕立て【初級編】に掲載のデザインとは変えています。

 

同じタテ糸でストール(ウール、アクリル)。
インスタグラムで拝見した、織っている途中でタテ糸を三つ網というのをしたくって、試行錯誤しました。
インスタグラムの方にお聞きすると私の方法とは違っていましたが、それもまたヨシ♪
 

 

以上が、さをりの森Vegas 大阪作品分です。

自分自身のなかにある自由な感性を、糸を使って表現するさをり織りは、失敗がないという安心感に満ち溢れているように思います。
そのせいか作品には、人のあったかい部分がにじみ出ているように見えます。
そんなあったかい作品は、さをりの森 2階ギャラリーにて展示販売しています。

 

また、12月には西武池袋本店7階(中央A7)インテリア特設会場にて展示会を開催する予定です。
もしかするとこの作品の一部も展示する…カモしれませんので、乞うご期待です💕
❄❄12月18日(水)〜25日(水          )❄❄
❄❄10:00〜21:00(最終日〜18:00)❄❄
❄❄※日曜・祝休日は20:00まで  ❄❄
❄❄※22(日)は、21:00まで     ❄❄

 

寒くなったり暑くなったりと寒暖の差が激しくなってきましたね。ウールを織る楽しさに浸っている、スタッフ吉野です🍄

 

さをりの森ベガス作品でもウールが増えてきました。
縮絨による変化が楽しすぎて、見ているだけでもワクワクしちゃいますね。
そんな楽しい作品たちをご紹介いたします。

 

まずは天草に住む越智さんの作品、SAORIのお仕立て【中級編】掲載のボートネック舟型ブラウス(綿&アクリル)です。
ヨコ糸が同じ色に見えちゃいますが、実は奥ゆかしくふんわりと変化しているんですよ。

 

こちらもSAORIのお仕立て【中級編】掲載のワイドストレートパンツ(綿)。
タテ糸の通し方を変化させて、たたみ織りの部分を作っています。

 

上前さんのチュニック(綿)は、いわゆるイカベストの形です。
縫い合わせた後で首あきを作っているのですが、その開け方がミソで襟元にステキなドレープができています。

 

内山さんのストール2種(タテ綿・ヨコカシミヤ、少々ウール)は90cm幅の織機で織っています。
すーっぽりと体をくるんでしまえるのは嬉しいですね。

 

ミニストール(ウール)は、短いので首元にちょこっと巻きたい時に便利。
ダウンジャケットなどのもこもこした上着にプラスワンをしやすいんです。

 

こちらも短めストール(ウール)は、プレミアムウールです。
極上の糸をたくさん、たーくさんルーピング織りで引き出しています。

 

細幅で織ったベスト(タテ綿・ヨコウール)は、10cm幅で6m。
それをノーカットでぐるぐる巻いて縫い上げています。

 

廉林さんのブラウス(ウール)もプレミアムウールです。
ヨコ糸の糸質の違いから自然なギャザーができています。縮絨は10分ほど洗ったそうですよ。
そうすると布の耳がでこぼこになるんですが、それを生かして縫い合わせています。

 

写真ではグレーに見えますが、黒のワンピース(綿・アクリル・ウール)です。
こちらもキュッと縮んだ部分の前後に、ナチュラルなギャザーができています。

 

角谷さんのジャケット(ウール・シルク)には、ひそかな願望が込められています。
人気バンドグループ、SEKAI NO OWARIのボーカルさんに着て欲しいなぁとイメージしながら、織って仕立てたそうです。
ボタンを留める位置で2通りの織り方があるのですが、写真がありませんでした…😱

 

こちらはジャケット(ウール)、プレミアムウールです。
織っている時は着物を仕立てたいと思っていたんですって。
しかーし、織り上がってみると長さが足りない…ってことでこのデザインになったそうです。
布を見てからデザイン変更をするのはさをりアルアルです。
袖の下側にx交差織りや、前身頃に背びれ織りなどの織り技がキラキラしています。

 

山口さんのワンピース(綿、少々ぴゃむぴゃむヤーン)は、ボビン巻き糸を何段も長く挟み込んで模様を作っています。
この挟み込みとタテ糸重ね織り(追加)が、ご自分の中のブームなんだそうです。

 

ワイドストレートパンツ(綿)、思ったよりも幅が狭くなったそうです。
こちらの写真もグレーがかって見えますが、実際は黒なんですよ…申し訳ございません😣
そしてこちらも入っているでしょ、タテ糸重ね織り💓

 

バイアスベスト(ウール)、縮絨で洗いを20分したので糸の質の違いが大きく出てきました。
耳はもちろん、布全体にギャザーがうねうねと出てキュートなんです。

 

山本さんのストール(カシミヤ)です。
ところどころにルーピングでほんわかと糸を花開かせています。

 

山本さんのベスト(ウール)では、分け織りを襟と、身頃をつなぐところに活用しています。
また、フリンジをお花のように丸めて裾にあしらっています。

 

こちらはジャンパースカート(ウール)。
前身頃から後ろ身頃へとグルッと折り返し、空いたところに布を足している作品です。

 

越野さんのワンピース(ウール)。
ご本人いわく「薄手のウール」なんですが…そうは見えないんですね~。
作家の意向・主張と他人の受け止め方の違いは、さをりアルアルですね。

 

ゆったりセーター(ウール)、首元まであったかいスタンドカラー仕様です。
ポケットを斜めにつけてしっかり自己主張❣

 

今日はここまで。
すぐに続きをご紹介しますので、ご安心下さいね。

 

なお、これらの作品はさをりの森にて展示販売しています。
ご来館の際はぜひ、さをりの森2階ギャラリーにお立ち寄りくださいね。

少し秋めいてきたものの、日中の暑さにバテ気味のスタッフ吉野です🍄
それでも、暗くなると虫の声が穏やかに響いて、秋を感じさせてくれてホッとします。

 

遅くなりましたが、8月のさをりの森ベガス作品のご紹介は、斉藤さんの作品から。
ロングワンピース(シルク)は染めタテ糸です。
こちらは、SAORIのお仕立て【初級編】のロングバージョンですね。

 

コラージュベスト(綿ほか)は、オーガンジーの布に端切れ布を縫いつけています。
仕立てをすると、やっぱり端切れが出ますものね。
ストレッチ糸を使った布、フリンジ、X交差織り(クールクロス)の布もあるんですよ。

 

ショートベスト(綿)、肩とポケットは別布を使っています。
え?ポケットが小さいのでは?って?
作者の意向なんです👌

 

ストール2種は(左:シルク、右:綿+ストレッチ糸)、二色交差を使い分けた作品。
左側はランダムに、右側は場所を決めて交差させているんですね。
同じ二色交差でも違った雰囲気。そして右側の作品、黒糸がストレッチ糸です。

 

廉林さんのジャンパースカート(綿)は染めタテ糸です。
布をタテ使いとヨコ使いにして、フリンジをウエスト部分と裾に使っています。
分け織りがググッと効いて可愛いんですよ💕

 

ジャケット(シルク・綿)は、廉林さんの大好きな形で2種類の布を組み合わせています。
分け織りがゆらゆら揺れるのが素敵なんです💕

 

山本さんのストール(シルク)は、キラキラ✨ラメ入りシルクです。

 

ストレッチ糸を使ったスカート(ウール・綿・化繊)。
色んな素材を混ぜ込んで織っているのですが、ストレッチ糸の部分が
キュッと縮んで面白い変化を見せてくれています。

 

喜田さんのチュニック(綿)。
細めの幅の布を1枚はグルッと前後に回し、数枚を組み合わせたデザイン。
裾に三角の布を足しています。

 

西田さんのスカート(綿)は細幅のらせんスカートです。
エクセーヌという人工皮革を織り込んだり、裾を拡幅織りで倍の幅まで広げています。

 

酒井さんのベスト(綿)。
織り始めの分け織りは、長く残しておいたタテ糸をヨコ糸として織り込んでいます。

 

ベスト(綿)は染めタテ糸です。
ボタンを2箇所に付けていて、時にはゆったり、時にはキュッとタイトに着ることができます。

 

ベスト(シルク・綿)。
こちらはリメイク作品で、前後どちらでも着ることができます。
二色交差のシャドー織りで、モザイク模様ができています。

 

吉野のポンチョ(綿・化繊)。
どの方向にも着ることができるデザイン。
スパンコールをふんだんに使っているのですが、写真ではわかりませんねぇ。

 

チュニック(綿)。
四枚綜絖で織り、挟み込みの部分だけ模様にしています。

 

今回、上前さんのタペストリーも拝見しました。
染めたタテ糸を2本使って織った大作です。

 

さをりの森のギャラリーでは、様々な作品を展示販売しています。
Vegasメンバーの作品もこちらで展示販売していますので、気になる作品がある方はお気軽にお問い合わせくださいね。