織り人ギャラリーだより No.4

ミモザが青空とさをりの森の建物の赤に映えて綺麗な季節になりました。
つい見とれてホッと一息を満喫している、スタッフ吉野です🍄

織り人メンバーが仕立てる服、すぐに着たいと思われるものの
「しばらく貸してくださいっ!」とお願いしてギャラリー展示。
3月下旬から展示しているのは、前回のOさんと一緒に入会のKさんの作品です。

X交差織り、クールクロスなどと呼ばれる織り技を講習で挑戦。
たいていはマフラーなどで長く織るんですけどね、今回は短くして
布の一部だけにしました。(ちょっぴり疲れたそうです💦)
あぁぁ…😭織り上がりのところを写真撮りそびれてしまいました。

さて、出来上がってからどうしたものかと恐る恐る布を出したKさん。
ひらひらした部分が少ないから、服にならないと思ってたんですね。

そうですよね~、市販じゃそんな布の服はありえませんものね。
見た事がなければ想像もつかない。
でも私たちが創っているのはさをり織りの布、個性溢れる布なんです。
市販になくって当たり前、でもできちゃうんですなぁ🌟

今回はベストとスカートのツーピースに仕立て上がりました。
X交差織りの部分は、ベストの前身頃で横向きに使っています。
さをりの森20170330(3) さをりの森20170330(2)

ひらひらした1枚を折り返して、ヨコ糸だけの部分はモフモフさせました。
折り返したことで、裾のラインが緩い弧を描いています。
さをりの森20170330(4)

上だけをミシンで縫って押さえるとヒラヒラが残る…はずが。
ちょ~っとした勘違いで、ヒラヒラの下の部分も縫っちゃいました。
ま、今回はこれでよしっとのご本人の意向で、そのままになりました。
ヒラヒラが気恥ずかしいようですね☺
着る人の意見が一番大切、やっぱり着ないと意味ないですものね。

もう一つチャレンジしたのが擬似二重織り。
さをりの森20170330(1)

こちらは織り幅の内側で一部のタテ糸を残して織り、
後で残しておいたタテ糸の部分だけを織る織り技です。
この黄色がイイポイントになっているんですよね~💛
私には夕暮れのミモザのイメージです。

長く織っていたので、ティアードスカートも完成しました。
セットアップでも、単独でも活躍してくれること間違いなしのお仕立てが完成。
織り人クラスでは、織り機の仕組みやタテ糸作り、織り技など
「さをり織り」をそれぞれのペースに合わせて学ぶことができます。

ご興味があればぜひ、さをりの森へご来館いただき、様子を見学してくださいね。

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