カシミヤ祭りで皆さんが織っているのを指をくわえて見ている、スタッフ吉野です🍄
織りたい…でもアタシは仕事中…
家で織りたい…ウールのタテ糸が掛かっている…
90cm幅の織機でカシミヤを織りたい…大判ストールが欲しい…
家にWX90はない…💧

さて、毎回大好評のカシミヤ祭りは今回も連日、多くの方が織りに来られています。
自分で織ったカシミヤの魅力に取りつかれた方もたくさんいらっしゃいます。

その中でも、1回の祭り期間中に3回?4回?ご来館だったMさんが、
月曜日に織ったカシミヤを昨夜(2時ですって😳)に縮絨して持ってくれました💓
これがとっても良かったから、同じタテ糸でまた織るそうです。
ということで、今回の撮影にご協力いただきました。

さをりの森20170906 (6)

このふわっふわ感、伝わっているでしょうか✨
うーん、全体だとわかりにくいなら、こちらでどうだっ🔍
さをりの森20170906 (3)

ピンボケではありませんよ~💦
このモヤッとしたところが、カシミヤならでの毛羽なんです。
しか~し、織っている時にはこの毛羽はありません。
さをりの森20170906 (5)

さをりの森で使う糸は、最終工程の「洗い」をしていない糸を使います。
そして織り上がった布をご自宅で、洗っていただきます。
「縮絨」と言う、繊維同士を絡めて風合いを良くするための工程なのですが、
ポイントはたっぷりの水流で攪拌すること。
つまり、洗濯機の標準コースで、ネットに入れないで洗います。
そして、カシミヤをふわっふわにするには、思い切って20分以上洗いましょう。
(えぇ~~っ‼️って声が聞こえてきたような。。。)

もちろん、ほったらかしにしてはいけません。
できれば洗っている間に時々取り出し、布を絞って毛羽立ちや縮み具合を見ます。
ほわぁ…っ毛羽が立っていれば、縮絨はOK、すすぎコースに進みます。
糸によって個体差があるため、他の糸よりもギュッと縮んでいる場合はそこでストップして、すすぎに進みましょう。
こ~んなふわっふわの軽くてあったかくって、キュートなカシミヤマフラーが自分で織れるってステキですね💖
さをりの森20170906 (4)

織る時にところどころヨコ糸を長めに出しておくと、端っこがフリンジのようになって可愛いっ💓
さをりの森20170906 (2) さをりの森20170906

こんな魅力的なカシミヤは、縮み率が大きいんです。
タテでは2~3割、ヨコでは3~4割が縮むくらいでサイズを考えて織ってくださいね。
最大幅の60cm(今回のタテ糸では黒綿のみ)で織っても、縮絨すると40cmくらいになります。

写真は、同じ幅のタテ:黒綿×ヨコ:カシミヤの幅見本です。
洗濯機やヨコ糸の打ち込み方によっても変わりますが、こ~んなに縮みます。
3-3-1虎4
左から縮絨なし、縮絨7分、縮絨20分。

すっぽりくるまれる、広幅ストール(写真は60~65cm)が欲しいんだけどなぁ~🌟
さをりの森20170906 (7)  さをりの森20170906 (8)

って思った方は、ぜひ90cm幅(タテ糸:黒綿)をご予約くださいね。
なお、カシミヤ作品は、ご来館時に織り見本をご覧いただけます。

カシミヤがお得に織れるカシミヤ祭りは9月16日(土)までです。
特別にカシミヤのタテ糸をご用意して、皆様のご来館をお待ちしています。