仕事前に、森に遊びに来る鳥を眺めるのが好きな、スタッフ吉野です🍄
どうやら私は動体視力が良いらしく、見つけるのが上手なんですよ~。

さてさて先日、奈良から可愛い団体さんがご来館くださいました。
園長先生はさをりの森のリピーターさん。
どうしても園児にさをり織りを体験させたい。
間違い・失敗がないことを伝えたい!!とのご意向でした。
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今回は大人数のため、前半・後半と2部制になったのですが、
遠方からにもかかわらず予定をうまく組んでくださり、
園長先生のさをり織りへの熱意がとても伝わる対応をしていただきました。

まずは、さをり織りの織り方を子供たちにお伝えします。
鶴の恩返しのお話しを知っている子がほとんどなので、説明もしやすい。
そうですよね、「織る」ってことはずいぶん昔には当たり前だったことで、
昔話でも語り継がれていること。
それを今から自分もやるんだって、
み~んな、ワクワクしている気持ちが瞳に現れていて、可愛いのなんのって💓
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さをりの森では「きれいな布」を織るのではなく、自分自身の感性で織っていただきます。
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耳が飛び出したってイイ。
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でこぼこした布になったってイイ。
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ボリュームが違っていたっていいんです。
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もしかすると、大人よりも子供の方が素直に感性を出せる、素敵なアーティストと言えるかもしれません。

この日、何が良かったって、先生たちのリアクションがとても興味深いものでした。
子供たちには困ったことがあれば手を上げてね、助けに行くからね、と言っていたんです。
そして子供たちはちゃ~んとそうやって、困ったを発信してくれたのですが、
「先生、見て❗○○ちゃんが手を上げてる‼」
お聞きすると、いつもは困った発信ができなくて、泣いちゃう子だったんですって。
他にも、楽しそうに織っている様子を見て、
「あんな笑顔、園では見たことがない!」

楽しすぎた子供たちはあっという間に予定サイズまで織っちゃいました。
すると、園長先生が他の先生に声を掛け始めました。
「もう終わりなんだけど、こんなに楽しそうに織っているのに、終わりって言える?
言えないよねぇ。もっと織らせてあげたいよねぇ。」って。

先生、ステキすぎます😊

その上この日は、園長先生の知人でさをり作家のMさんが、
娘さんがこの園の先生をしていること、お孫さんが通っているご縁で、
子供たちの見守り隊として、生徒さんと一緒にご来館。

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そんな強力なお手伝いもあって、
園児は糸選びとボビン巻きのお手伝いまでもできました。

嬉しそうな園児の表情に、とてもココロ癒された1日でした。